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250人の朝を変える“朝渋”のコミュニティの在り方とは。

いきなりですが、みなさん早起きは得意ですか?

僕は早起きが大の苦手です。本当に苦手。
寝ようと思っても、ついついYouTubeを開いてしまうし、録画だって見ちゃう。
朝起きて二度寝なんて日常茶飯事。もう少し寝させてくれよって毎日思ってる。

早起きをしようと決心しても、2日くらいで元のペースに戻ってるし。
3日坊主にもなれない僕。

今これを読んでいるあなたはどうでしょうか。

そんななか、

「日本の朝を変える」

そんな壮大なことを本気で実現しようとしている人がいます。

それは、今回のゲスト、朝渋代表の5時コージ(井上浩史)さん
(このnoteは #コミュニティの教室第三期 のレポートになります)

今回は、朝渋というコミュニティがどのような軌跡をたどり熱量を高め続けているのか、普段聞くことのできない裏側に迫っていきたいと思います。

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井上浩史さん(朝渋/Morning Labo)
(株)Morning Labo取締役。朝活コミュニティ『朝渋』代表。
幼少期から22時就寝/5時起床を徹底している朝型人間。
1992年生まれ(27歳)


ーーーーーーー(ここからは講義の内容)-------

自分のペースに仕事を合わせる

みなさんおはようございます!笑
(※この講義は20時頃からスタートしています)

今日は皆さんに1つだけ覚えて欲しいことがあります。
それは、
「22時に寝て5時に起きたら7時間寝れる」ということ

5時_7時間

朝早く起きたいって人はいっぱいいて、どうやって朝起きるかを考える人が多いけど、実は寝る時間をどう調節するかってのが一番難しくて。
残業があったり飲み会があったりして結局グダグダ遅くなってしまう。

そんな夜を延長した働き方・生き方よりも、もっともっと朝を充実させることを目指しています。
僕は、日本の朝を変えることをテーマに3年前から朝渋を運営しています。

ちなみに僕は、小さい頃から22時就寝5時起床を続けてきました。

そんな生活をずっと続けながら、2015年に新卒で会社に入ったんだけど、
そこで仕事のペースが自分の生活と合わないっていうことを経験して。

僕は5時に起きてるから6時から11時頃が一番はかどるんですよね。
でも、みんなは10時に出社してくるから、みんながバリバリやってる頃には全然頭が回ってなくて。

それを解決しようと思って、当時の上司の人に、
「僕早寝早起きしてるんで、人より2時間前に出社して、2時間早く退社したいっす」って言ったら

「お前仕事舐めてんのか」
って。

「まあでも、1か月間朝の鍵開けができたらいいよ」って言われて。
1か月間鍵開けをして、有言実行したんですよね。

そしたら上司が「お前はほんものだったのか...」って笑

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そこから早く出社して、早く退社するっていう生活リズムに合わせた仕事のスタイルを始めたんですよね。

そこから朝渋の立ち上げに入っていくんです。

朝渋って?

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朝渋は
「早起きをきっかけに人生を自分で選択できる人を増やす」っていうことをミッションに掲げてやっています。

結構「朝渋って早起きしているコミュニティなんでしょ」って言われるけど、早起きはあくまでも手段で、早起きした後にできた2.3時間の余白で、自分の人生を生きていくことを大事にしています。

具体的には、本の著者を呼んでPRイベントをやったり、朝渋NEXTというコミュニティの運営をしています。

今回はこの朝渋NEXTというコミュニティの話を中心にしていきますね。

コミュニティの目指す姿

みなさん、コミュニティっていうとどんなものを思い浮かべますか?
最近で言うとオンラインサロンとかですかね?

まず、概念的なところから理解をしていこいうと思っていて。

5時コージ

まず、僕たちが目指したいのは右だよねっていうのを再確認したいです。

例えばですけど、著名な人のコミュニティって、少なからず「○○さんに会いたい」とか「○○さんから仕事貰った」とかそういう欲求の力が働いているんじゃないかと思っています。
それって健全なのかな?それってコミュニティの在り方として本質的なのかな?って感じることが多々あって。
ピラミッド型ってどうしても主従関係が生まれてしまうじゃないですか。

でも右側のかたちって、理念に向かって突き進んでいるんですよね。
例えば朝渋であれば、「早起き」っていう理念をみんなが共有しているから、みんなが同じ方向を向くことができる。

誰が偉いとかではなくて、運営も参加者も関係なく仲間だという意識をもって進んでいくことが大事だと思います。

今現在、朝渋は250人以上のメンバーが集まっているけど、最初からそんなに集まったわけではありません。朝渋にもいろんなフェーズがありました。
今回は、フェーズごとどんなことを意識していたのかをお伝えしていきたいと思います。

コミュニティの5つのフェーズ

僕はコミュニティには5つのフェーズがあるんじゃないかなと思っています。

5つのフェーズ

◎コミュニティをつくる(~2人)
◎コミュニティをスタートする(2人~30人)
◎コミュニティを広げる(30人~100人)
◎コミュニティの質をあげる(100人~200人)
◎コミュニティを文化にする(200人~)

コミュニティをつくる(~2人)

朝渋の最初は、一緒に働いていた人の早起きをサポートしたことがきっかけなんです。
その人の早起きをサポートしていたら、1か月ですっかり早起き人間になったんですよね。
そしたら彼が、「生きていてこんなに価値観が変わったことはない」って言ってくれて。そこから、「もっと朝活を広めた方が良いよ!」って言ってくれたのがきっかけで、朝活イベントを開催しました。


スーツ着た偉い人とかがいっぱい来て、めっちゃ緊張したんですけど、早起きの魅力をその人たちに語ったら、来てくれた人がめっちゃ感動してくれて。

もともと仕事の営業で200万の商材を売っていたんですけど、その200万を受注するよりも目の前の人を幸せにしてもらう1000円の方が嬉しかった。
自分でコンテンツを生み出して人に喜んでもらうってこんなに嬉しいものなのかって気づきがあって、朝渋を本格的にスタートさせることにしました。

最初はみんなの特技を披露する会から始めました。例えば、瞑想とかランニングとか情報収集とか。
でも、10回くらいやったらネタが無くなってきたんですよね。
そこで、運営メンバーの共通項が読書好きだったので、読書会を始めました。
わざわざ朝みんなで集まって携帯を置いて、もくもくと1時間半本を読む時間をつくったんですよね。
このころは、コミュニティにならなくても4人で楽しいねって時期でした。

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コミュニティをスタートする(2~30)

ここから、著者と語る会をスタートしました。
朝って夜よりも頭の中に雑念がなくクリアだから、みんな集中して前のめりで聞いているんですよね。
その姿とか空気に感動して、もっとやっていこうと決心しました。
でも、ある時アンケートをとってみたら、「イベントの日だけ早起きしています」って回答が多かった

そこから「あれ、これ俺がやる意味ある?」ってなって、本来の目的(=早起きをする人を増やし、日本の朝を変えること)を達成するため、朝渋のコミュニティ運営をスタートしました。

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★主催者の熱量で押し通す&主催者に共感する人を5名集める
→「あの人と一緒にいれば面白い世の中になるかも」って思ってもらう
→世界観を達成するための共犯者を作る。
★定期イベントの仕組みをつくる
→誰に拡声器をもってもらうかを考える。(朝渋なら著者の人に)
→渋谷のスクランブル交差点で「早起きしませんか~!」って叫んでも誰も見向きもしてくれない
→最初に認知してもらうときに、コミュニティ以外の外部イベントをもっておくのはいい


コミュニティを広げる(30~100)

ここが一番難しいと思います。
100人以上になるとメディアが取り上げてくれたり、なんか盛り上がっているから入ろうかなって人が出てくる。
でも、盛り上がっているんだなって認知されていくまでが難しいんですよね。

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★部長を見つける
→メンバーの人達が自分達で価値をつくっていく仕組みをつくる(朝渋なら部活動)


コミュニティの質を上げる(100~200)

このタイミングからエントリー制にしました。
メディアの露出も増え、一気にエントリーが増えてくるタイミングでもありました。
コミュニティの文化や空気を崩さないようにするのが大事だと思います。

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★3000円→5000円。とにかくエントリー制へ
→コミュニティの安心安全を担保するために。
★コアな30名のレジェンド会を発足する
→最初の頃からいてくれる人達をケアする

コミュニティを文化にする(~200人)

今までは村的なコミュニケーションだったんですよね。
例えば、井戸掘れるやつがいるから井戸掘ろうとか、野菜つくれるやつがいるから野菜つくろうとか。
でもここからは、ルールや法をつくろうという方針に変わっていきました。

さらにここから、「全国版、朝渋オンライン」スタートしました。
そして、朝渋の理念の再設定をし、ぶれない軸を作ることで、どんな話があっても、そこに落とし込めるものだけをやるっていう方針にしました。

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★大きい旗を掲げる
→改めて朝渋が目指すところを定める。
★現状維持は衰退
→「もう朝渋新しいことやらないんだ」って思われないようにする
★人数が増えてもコアな熱量を大切にする

最後に

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★オンラインだけでなく、オフラインで熱量を
→熱量はオフラインでしか上がらない
→オンラインはオフラインの熱量を維持する手段として機能する
・熱量のグラデーションに気を付ける(※下図)

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ーーーーーーー(講義終わり)-------

まとめ

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!
いかがだったでしょうか?

今回は、普段なかなか聞くことのできない朝渋の変遷から、運営で大事にしてきたことを語ってもらいました。
フェーズごとに意識することが全然違うけれども、5時コージさんの「早起きで日本の朝を変える」という芯が最初から今までブレていないのが印象的でした。

これを機に僕も朝活してみようかな。

コミュニティの教室は第4期を募集しています!

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今回も豪華なゲストをお呼びしています。
コミュニティの本質を探究したい方。
エントリーお待ちしています!

ではでは。

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