身近なCEOの共通点

今年に入ってから、あちらこちらからお声がけを頂きスタートアップをお手伝いする機会が増えてきました。

セキュリティ系、教育系を中心に、世を変えたいと思っている人からお声がけをもらうと嬉しいもので、自分の地味で泥臭いこれまでの経験がなんとか役に立たないかなと模索しつつ動いています。（仕事ください）

そんなこんなで、各社のCEOと話す機会は多いんですが、基本みなさん穏やかでいたって普通の人です。ただし、深く話を聞いたり実際のビジネスを進めていく上でのアクションを見るとなかなか穏やかではない。

・軌道にのせた会社を仲間に任せ、一人で海外展開の足場を作りにアメリカに渡ってしまったCEO
・PMFの間近と言いつつも着々と全国各地に拠点を作りあげて足固めしている教育系スタートアップのCEO
・開発知見がゼロにも関わらずアフリカオフショア開発スタートアップを立ち上げて案件をバシバシ探してくるCEO
・自らコーディングしつつもハードウェアの量産調整に弾丸で中国まで行ってしまうCEO

一見できそうにも見えますが、いざやってみろよと言われると簡単には真似できないアクションレベルに達している。ただ、彼らは着々と空気を吸うように進めているんですよね。まあ、酸欠もしくは過呼吸を起こしそうな場面は多々味わっていそうですけど。

ひとつ気づいたのが、みなさん我が道を行っているように見えて、いくつか共通点があることです。

1. 新しい価値観を生み出そうという気概と情熱を持っている
2. これまで生きてきた環境や仲間を生かして周囲を巻き込む力を持っている（ワンピースのルフィ的な？）
3. 日本という枠にとらわれずアクションを起こしている

今どきのスタートアップのCEOとしては当たり前すぎかもしれずで恐縮ですが、停滞した現状や世にある課題を変えたい気持ちがあって、必死にアクションを起こしていくと、それらしいビジネス書なんか読まなくたって、先に上げたような共通点に必然的にたどり着くのかなと思います。

イチローのように4000本ヒット打たなくてもいいし、スティーブ・ジョブズのようにiPhone作れなくてもいいけど、CEOを名乗る人は、周囲のすべての可能性を活かしきっているかどうかを自問自答していくのが大事ではないかなと思った次第です。

まあ、CEOに限らずですけどね。参考までに。