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築100年の古商家「板五米店」で、お店を始めます。

ご縁あって、地元の板橋でお店を始めることになりました。

場所は築100年の古商家「板五米店」を間借りして、営業します。大正3年(1914年)に建てられた板五米店は、元々は米殻類の販売所で、江戸時代の宿場町である板橋宿の面影を残す、歴史的な建造物です。

板橋区の有形文化財に指定されており、今自分が携わっている伝統の仕事と最適な場所だと感じ、こちらをお借りしようと決めました。

まずは自分が関わっている伝統工芸・町工場の地場産品を販売していく予定です。面白い場所にしていくので、板橋に是非遊びに来て下さい。

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<日程>
6月20日からオープンします。
※ひとまず期間限定のお店となります。

<アクセス>
住所:東京都板橋区仲宿40-1 「板五米店」
最寄:都営三田線「板橋区役所前」徒歩1分、埼京線「板橋駅」徒歩15分

<営業日>
事前予約制となっております。

ご予約はこちらまで。
info@taiseimishima.com


板五米店について

旧中山道の板橋宿にある、築100年旧米屋商家「板五米店」

江戸時代は宿場町。江戸四宿のひとつである板橋宿の面影を残す、歴史的建造物です。現代は商店街として暮らしの中の賑わいが続いています。

長い間空き家となっていた板五米店は、2019年12月15日にオープンし、おむすびカフェとして、板橋宿の新しい拠点として生まれ変わりました。

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この板橋という街の歴史に思い巡らせたり、ローカルな街の人と交流できる場所となっております。

中山道第一の宿場板橋宿。中山道(なかせんどう)は、江戸時代に整備された五街道の1つで、江戸の日本橋と京都の三条大橋を内陸経由で結ぶ街道です。

板橋宿は大名や商人が都である京都と江戸を行き来するのに、欠かせない宿場でした。つまり板橋宿は江戸の玄関口で、元々地方と繋がる場所でもありました。

今回、その場所で伝統工芸や町工場の地場産業を展示し、販売していくお店を始めます。地方と東京を結ぶ新しい拠点として、作り手と使い手の交流を増やしていければと思います。



デザイナーがお店をやる理由

詳しい理由はここで書いています。是非、読んでみて下さい。以下、前回の再掲になります。

お店を始める理由

今まで「物を作る」だけでなく、「物を売る」大切さを書いてきました。ゆくゆくは自分のお店をやりたいと思っていたところ、ご縁があって本当に始めることになりました。

お店を始める大きな理由は、日本のモノづくりを盛り上げたいというのがまずあります。日本のモノづくりが衰退している大きな理由は、良いものを作れるけど、それを売ることができない点にあります。需要の減少、海外産の増加などの要因がありますが、まずは販路が無いという点もあります。

そこでデザイナーである自分が伝統工芸・町工場の職人さんと一緒に今ユーザーにとって欲しいものを考え、作り、売れることが出来れば、貢献できると考えました。

今までも考える・作る・売るを職人さんと一緒にやっていますが、その「売る」をユーザーと密接に出来るのが、実店舗の強みだと思っています。オンラインショップと違い、直接見て、使って、思いを伝えることができます。


板橋でやる理由

まず日本のモノづくりというテーマでやる以上、たまたま通りかかった人をターゲットにするのではなく、この店が目的で来てもらうようにしないと販売は増えないだろうと考えておりました。

なので、路面店や人が多い所に出す必要が無く、交通の便が良ければ良い。そう考えると、板橋で店舗をやる理由とメリットは十分にありました。

そして、板橋で店舗をやるそもそも理由として、まず地元である板橋を盛り上げたいのがあります。同じ思いの知り合いが居るのも大きな理由です。

板橋でやる他のメリットは家賃が安い上に、交通の便が良いことにあります。(東京駅から直通で30分、池袋が近く、電車3路線通っています。)


日本のモノづくりを身近に感じれる場所にする。

まずこのお店の目的は、商品は実際に見た時、手に取る時に、使う時が一番魅力が出るので、それを伝える場にするということです。産地のストーリーも伝えて、知るきっかけを作って、裾野を広げていきたいと考えています。

そのためには、「物を売る」ことが重要になってくると考えています。

今後オンライン販売が増えれば、実際に見て買いたいという需要も増えると予測しています。つまり、今までは伝統工芸もオンライン販売が珍しかったですが一般的になれば、直接作り手から買いたくなると考えています。

オンライン販売も同時にやりますが、プロダクトはやっぱり実物の持つ力が一番強いです。来て、見て、使って、買う。が出来たらと思っています。

せっかく自分でお店をやるので、枠に囚われずにやりたいと思います。職人さんが実際に販売する場所になっても良いし、企画・製造・販売を分けずにモノづくりを提供する場所にしていきたいです。



こちらでサポートして頂いたものは、日本の伝統工芸・モノづくりのために使わせて頂きます。