板橋区は都内有数のものづくり地域?板橋でオープンファクトリーをやりたい。
今現在、自分はプロダクトデザイナーとして日本全国を飛び回り、伝統工芸から町工場まで地場産業を活かしたモノづくりをしています。
関わってきた地域を地図(2018年・2019年)で以前まとめてみましたが、北から南へ非常の多くの職人さんやメーカーさんと仕事をさせて頂いています。これは本当にありがたいことだと思っています。
一方で、地元である板橋の伝統工芸や町工場の職人さんと仕事がしたいとも強く感じてきました。現在は東京都という括りでは職人さんと仕事をしていますが、板橋の職人さんやメーカーさんとは仕事をしていません。
そして、今年の6月に板五米店を間借りして、自分のお店を板橋で始めたことも関係しています。自分の地元は板橋なんだから、ここに根付いて盛り上げていきたいというのがあります。地方で根付いて活動している人を羨ましいとも思っていましたが、板橋も地方の一つという気づきがあったからです。
ということで、板橋のモノづくりについて調べてみました。
板橋区は都内有数のものづくり地域
あまり知られていませんが、板橋区は製品出荷額が23区で2位だったり、23区で唯一内陸部で工業専用地域あるぐらい工業が盛んです。ただこの事は板橋区民ですら知りません。
分野としては、印刷業と光学・精密機器産業に強いです。次いで鉄鋼業、化学工業を中心にものづくり企業が多くあります。有名な企業で言えば、凸版印刷さん、タニタさんがあります。
これらから分かることは一般消費者向けの商品などの製造と言うより、BtoBなどの企業向けの製品を多く作っていることが分かります。なので、普段の暮らしでは使わないため、板橋=ものづくりの町という認識はあまりないのか思います。
参照:https://itabashi-kohsha.com/archives/4627
板橋区の製造業の変移
板橋区も他の地域と同じように、ものづくりは衰退しつつあります。バブル崩壊、工場移転(海外)、高齢化、後継者不足などの理由から、事業所数は年々減少しており、ピーク時の半分以下にまで減少しました。近年では、3年で100の企業が倒産・廃業している割合になります。
1978年 5,456所(ピーク)
2003年 2,534所
2014年 2,169所
2017年 2,060所
※出典
公益財団法人板橋区産業振興公社、東京都工業統計調査報告
板橋の伝統工芸
板橋区の伝統工芸に関する情報がかなり少ないです。自分も都内の職人とは色々とお会いしますが、板橋の職人さんとは未だお会いしていないです。
東京都指定の伝統工芸では「江戸木彫刻」「江戸小紋」「東京友禅」「江戸筆」の職人さんが区内にいるとのことでした。他にも区内には真田紐、提灯、根付、鼈甲眼鏡、念珠、表具・経師、甲冑などの職人さんがいます。
もっと区内の人にも伝統工芸の魅力を知ってもらうために、一緒に商品開発やお店でワークショップなどがしていければと思っています。
板橋でオープンファクトリー
将来的には、板橋のものづくりの魅力を発信していくためにも、板橋でオープンファクトリーをやりたいと思っています。東京でもスミファ・おおたオープンファクトリーとかありますが、東京北部はありません。
区内の伝統工芸や町工場、メーカーさんの工場見学ツアーしたり、ワークショップをすることで、区民やほかの地域に向けて板橋では何を作っているのかを発信できると思っています。
今から仕込んでおけば、来年辺りに発表できるかも知れません。
※参考資料
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/bunka/monodukuri/gaiyo/1005496.html
https://itabashi-kohsha.com/archives/4627
https://www.tokyo-cci.or.jp/itabashi/feature/
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