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デザインコンペの最終審査でのプレゼンについて

皆さん、こんにちは。
プロダクトデザイナーの三島です。

今回は、プレゼンテーションについてお話します。

有名な大規模なデザインコンペの最終審査では、審査員の前でプレゼンテーションを行うことがあります。最終審査では、試作と同様に重要で、プレゼンの内容やわかりやすさも審査に影響をしてきます。

①プレゼンスライドを作りこむ

まずは準備が大切です。本番よりもいかに準備するかが大事なので、試作と同様にプレゼンスライドに力を入れましょう。プレゼンスライドの基本も、短く分かりやすくです。昔から参考にしているのは、デザイナー濱口さんの「黄金の7枚」です。


②起承転結をしっかりする

プレゼンシート同様に、起承転結をしっかりした方が聴きやすいです。まず時代背景、誰に向けたデザインなのか、なぜこの課題・問題を選んだのか、どうやって解決するかなど、順を追って、説明すると良いかと思います。

③聴いている人を巻き込む

プレゼンするときに大事なのは、聴いてる人の興味を引くことです。飽きさせず、プレゼンするのは難しいですが、コール&レスポンスをするのも手です。つまり観客に質問したり、一緒に作業してもらったりと、双方向のコミュニケーションが生まれるプレゼンにすると効果的です。

④台本は作らない

台本を作ると棒読みになり、下を向きがちになるので、あまりお勧めしません。話しながら、プレゼンスライドをちらっと見るくらいの方が緊張しないのでお勧めです。ただプレゼンの練習は、何度も何度も繰り返しし、体に染み込ませる方がよいです。

⑤時間を守る

最終審査のプレゼンでは、プレゼンと質疑応答に分かれます。大体プレゼン10分、質疑応答10分ほどで、制限時間が決まっています。時間には厳しく、プレゼンの途中で合っても、容赦なく強制終了になる場合もあります。プレゼンの練習では、時間を意識して話してみましょう。

⑥質疑応答

プレゼン終了後、審査員の方々から質疑応答の時間があります。デザインの細部に関する質問も来るので、あらかじめどんな質問が来るかも想定しておくと良いでしょう。一度、友達や知り合いの前でプレゼンをすると、どんな質問が来るのかも考えやすくなります。

⑦自信を持つ

とりあえず自信をもって話しましょう。根拠など無くても、自信をもって話している人の話は聞きたくなります。自信を持つ一番良い方法は、大きな声で話すことです。大きな声で話すだけで、自信があるように聞こえ、聞き取りやすくもなります。あとは、プレゼンする前に一度周りを見回すと、落ち着きます。

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