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フリーランスデザイナー生活

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フリーランス3年目のプロダクトデザイナーの仕事、生活、考え方などを書いていきます。
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#毎日note

100日連続更新を終えて

今回で102日連続更新となります。とりあえず目標だった100日更新は達成できたので、毎日更新は今回で終わります。と言いつつ、せっかく習慣になってきたので、毎週更新にしていこうと思います。 現在、noteでの記事のテーマとして軸においているのが、3つあります。 ・伝統工芸について ・デザインについて ・フリーランスについて これからもこの3つについては書いていきますが、また新しくテーマを見つけて書いていく予定です。まだ決まっていませんが、販売やお店のことなどや留学、または全

結局、人が一番大事

色々言いましたが、一番言いたいのは結局は人ということです。ものづくりにしても、サービスにしてもお金を払うのは人であり、作るのも人です。 なので、仲の良い人と仕事をしたほうが楽しいです。 自分の場合、仕事内容ももちろん大事ですが、仕事を受けるときや始めるときに、この企業や担当の方とどうやったら仲良くなれるかとまず考えます。 仕事内容や報酬を優先したことによって、担当者や企業と考えが合わなくて、後々苦労するということもあります。 種まきをするなかで、友人を増やす、先に友人

フリーランスの仕事は、畑と似ている

もうひとつ、フリーランスの仕事の考え方「種まきと収穫」を紹介します。 フリーランスの仕事のやり方は、畑と似ている気もします。 従来のデザイン事務所は基本的に受注です。つまり、依頼がなければ仕事がありません。その間に何をするのかという、仕事のきっかけになる「種まき」をします。したほうが良いです。 この種まきは、人によって違います。セルフブランディングとつながるのですが、地方に行ったり、自主制作したり、交流会に行ったり、展示会に参加したり、企業に営業したり、SNSやブログで

ライスワークとライフワーク、どっちが大事?

次に、フリーランスの仕事の考え方を紹介します。 「ライスワークとライフワーク」 この言葉はあんまり好きではないんですが、概念として分かりやすいんで使っちゃいます。 簡単に言葉を説明すると、 ライスワークとは、生活するための仕事。 ライフワークとは、夢や自分の好きな仕事。 フリーランスとして活動する場合も、この二つの割合を決めるのも大事なことだと思います。どちらかに偏りすぎても、あんまり良くないのでそのバランスを取るのも大事です。 単純にライスワークだけだと、会社員

最初のうちは、来た仕事は断らない

フリーランス(特にデザイナー)は基本的には、受託で仕事を受けます。始めのうちは少ないかも知れませんですが、クライアントからの依頼や要望の連絡が来ます。その時に、受けるのか断るのかを選ぶことができます。 最初のうちにおススメなのは、来た仕事は断らないことです。 来た仕事を断らない姿勢を続けることで、色々な仕事を経験でき、学習し成長できます。そして断らない姿勢を続けることで、クライアントとの関係性が良くなり、良い仕事が増えます。さらに、作業や決断が早くなり、スキルも上がります

フリーランスは最初にセルフブランディングが必要

スキルがあることを前提に、独立した最初の2年間はセルフブランディングにまず力を入れたほうが良いかと思います。 フリーランスになりたては仕事がないとか、最初の2年間は全然仕事がなくて貯金で生活していたという話は良く聞きます。 最初の2年間は仕事がなくて当たり前ぐらいに思っていたほうがいいです。(ある程度算段を立ててから独立した方が楽です。) つまり、独立してからの2年間に何をするかによって、3年目以降に仕事が来るようになるのか、仕事がないままなのかが決まります。 なので

まずは量をこなして、腕を磨く

今年1月1日に書いた、フリーランスとして続けていくための6つの要点を深掘りしていきたいと思います。 まずは、腕を磨く。 フリーランスになる方法というのは、簡単で開業届を出すだけです。ただ、フリーランスとして食べていく、稼ぐ、続けていくというのが難しく、そのやり方は誰も教えてくれません。 ということで、若造の自分なりに最初の2年間フリーランスとして、意識していたことを書いてみたいと思います。 まず技術が足りていないそもそも独立したては技術不足や経験不足、実績不足、ツテコ

失敗は成功の元。失敗を積み重ねることでしか成功は得られない

失敗し、経験を積む。このサイクルをいかに多く早く回すかが、成功への近道だと言えます。失敗から学ぶことは、非常に多いです。社会では、100回挑戦して学んで、101回目に成功すれば、その人は成功したと言えます。 この失敗とは、挽回できる失敗のことを指します。価値のある小さな失敗を積みかねる事で、成功に近づきます。例えば、一回しかない受験やプレゼンなどは、失敗できないのでこれには含めません。模試やプレゼンの練習を繰り返し、小さな失敗を繰り返すことが重要です。 そして失敗して学ん

デザインの問題解決の面ばかりを追っていると似たようなアイデアが多くなる

ざっくり言うとデザインには問題解決と価値創造の2つの性質があります。 つい最近まではデザイン=外観の美しさというのが一般のイメージだったと思うのですが、近年はデザイン思考が広まり、問題解決のためのデザインは知られるようになりました。 しかし、もう片方の価値創造という部分があまり知られておらず、ないがしろになってしまいがちです。この両面を上手に用いることが、デザインにとって必要不可欠です。 問題解決の面ばかりを追ってしまうと最適解に近い似たようなアイデアが多くなってしまう

成功と失敗は紙一重

去年までは公募形式、コンペ形式、マッチング形式の仕事で、最終面談まで残ることも多かったのですが、仕事として始めることはあまり多くありませんでした。 今年は同じような形式の仕事が結構な割合で取れて、仕事として始まることも増えてきました。去年と今年では自分ではそんなに違いは無いように思うのですが、採用・不採用は紙一重なんだと感じます。 50点、89点、90点例えば、ある公募制の仕事に3人のデザイナーが応募したとします。公募制の場合、まず企画案や実績などで書類審査で評価され、面

デザインするためのモチベーション

あるインタビューで今デザインするためのモチベーションは何ですか?と聞かれ、長い間考えてしまったことがあります。 別に有名になりたい訳でもないし、賞を取りたい訳でもない。かと言って、デザインするのは凄く楽しいし、このまま一生続けていきたいと思うけど、何が自分のモチベーションなのかと考えました。 その時に言ったのは、「何十年も残るものを作りたい。なるべく多くの人に長く使ってもらって、生活をちょっと豊かにしたい。」でした。 改めて考えてみると、自分にとってデザインすること自体

丁寧な暮らしとは

近年、注目されている丁寧な暮らしについて考えてみます。 少し前から流行りだしていますが、これも現代の価値観や多様性から生まれたライフスタイルだと言えます。少子高齢化、狭いマンション住まい、晩婚化など、以前と比べて生活様式も大きく変化しました。 特に技術が発展したことによって、移動は早くなり、何時でも連絡ができるようになり、現代はさらに忙しくなったと言えるかもしれません。 その忙しい毎日でゆったりとした気持ちを取り戻すために、丁寧な暮らしを営むのが目的だと言えます。具体的

自分の知らない世界に飛び込む

デザイナーである自分が、ものづくり・デザイン業界の人と居ると、相手の言っていることも理解でき、議論したり、苦労を分かち合えるので、すごく心地が良いコミュニティだと感じます。 その一方で、フリーランスとして独立してから、デザイナー界隈ではないコミュニティに色々参加するようにしており、自分の知らない世界を知っている人と話すのも、新鮮味や面白さと感じています。 自分の知らない業界の人と話すのは面白い。「心地よいコミュニティに居続けると、自分の成長を止める」と、良く言われています

「好きこそ物の上手なれ」と「上手こそ物の好きなれ」

好きこそ物の上手なれとは、どんなことであっても、人は好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早いということ。 まず一般的に自分が好きでやっていることは、時間が忘れ夢中になります。それに関して、一生懸命に勉強したり、創意工夫をするようになるので、自然と上手になっていきます。何かをやらされるよりも、自発的にやる方が気持ちも入るので、飽きずに続けられるという点もあります。 「上手こそ物の好きなれ」は、勝手に考えた造語です。自分の得意なことを好きになるという考え方です。順