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自分にタグをつけて市場価値をつくってきた実例

> 2021年11月30日 テック企業に転職しよう vol.9
> 自分にタグをつけて価値をつくる実例

ども。たいろーです。

今日はそろそろ書き終わりそうな、新刊書籍原稿の一部を、また限定で置いておきますね。

例によって、ボツにしてしまうかもしれませんが、マガジン購読者の方だけでお楽しみください。

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自分にタグをつけて価値をつくる実例



市場価値を高めろって言われてもどうして良いのやら。
僕も以前はそうでした。

僕の場合、数々の成長企業で経営チームの強化支援をされている岡島悦子さんが、僕がビズリーチ在籍時に自分の価値のつくり方を教えてくれました。(※こちらの書籍の「自分のタグを見つける、掛け算を増やす」で紹介されています)

そしてそれは、ビジネスSNSリンクトインの日本代表・村上臣さんが、その著書『転職2.0』で説明している「自分にハッシュタグをつける」「タグ同士を掛わせて自分の市場価値、すなわち自分の時価総額を上げる」という考え方と同じです。

ここで言う「ハッシュタグ」とは、特定のスキルや資格、スコアだけでなく、勤務先や部署や職種、携わったプロジェクトや役割など、それら全てを内包したキーワードのことです。

成長領域に移籍するためには、どこかのタイミングで価値を持つタグを自分に持たせる必要がありますが、そもそも自分のタグに気付いていない人も大勢います。そういう人は、まず転職エージェントに登録して、マーケットにおいて自分のスキルや実績がどの程度の価値を持つのかを診断をしてもらうのがおすすめです。

その上で、求人需要と人材供給のバランスが崩れ、需要の方が明らかに増加している分野を調べてみて下さい。資金調達に関するニュースや、ベンチャーキャピタルが発表している出資先を見てみるのも良いでしょう。

価値を設計するポイントは「客観的に見た時の自分の価値」であり、「自分がなりたい自分」ではありません。自分探しの沼に足をとられず、新たな自分をつくっていくために、あくまで「マーケット・イン」で発想する必要があります。

今思うと、僕はこれまで、岡島悦子さんや村上臣さんが提唱するタグの掛け合わせを無意識に実践してきたのだと思います。

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