見出し画像

アメリカでのソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)取得方法

はじめに

こんにちは、アメリカ駐在まで1か月を切りました。たいらです。
本記事はソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)について、アメリカについた後にどのように手続きをする必要があるかまとめました。日本でも準備できることもありますので、本記事を参照に事前準備をしていただければ幸いです。


1. SSNとは?

ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)は、アメリカ合衆国における重要な個人識別番号です。SSNは労働や納税に必要なだけでなく、銀行口座の開設やクレジットカードの申請など、多くの場面で必要になります。

chatgptより引用

つまり、日本でいうマイナンバーカードみたいなものです。
日本のマイナンバーの役割は公的サービスを受けたり、所得、税金の管理をするものですが、アメリカのソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)は、日本より必要な場面がとても多いです。

2.そもそもSSNが必要な理由は?

  1. 雇用:合法的に働くためにはSSNが必要です。SSNは雇用主が給与を支払う際に必要な情報となります。

  2. 銀行取引:銀行口座の開設やクレジットカードの申請に必要です。SSNがないと、多くの金融サービスを利用することが難しくなります。

  3. 税務処理:納税申告に必要な番号です。SSNを持つことで、正確な税務処理が可能となります。

3. ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)を取得するための条件

ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)必要書類

・有効期限が残っているビザを所持していること
・I-94フォームの所持
・アメリカ国内で合法的に就労が許可されていること

I-94フォームとは?

I-94フォームは、アメリカへの入国時に発行される出入国記録です。I-94は入国管理局の公式ウェブサイトからオンラインで取得できます
通常、アメリカに入国した際に電子的に作成され、CBP(税関・国境警備局)のウェブサイトで確認できます。
I-94フォームは入国して次の日くらいには、上記のウェブサイトに反映されているようです。

4. 必要書類の準備

SSNを申請する際に必要な書類は以下の通りです。

・有効なパスポート
・ビザ
・I-94フォーム
・SS-5(申請書)
・英訳された婚姻証明書(結婚されている方のみ)

社会保障局(SSA)ウェブサイトからダウンロード可能。詳しい情報はこちらの5ページ目をご参照ください。
記入例についてもリンクを載せておきます

https://www.detroit.us.emb-japan.go.jp/files/000369516.pdf

英訳された婚姻証明書(結婚されている方のみ)については、これから移住する予定の州の日本領事館にてもらうことができます。

5. SSN取得の手順

ステップ1:必要書類の準備

上記の必要書類をすべて揃えます。特にI-94フォームは入国後すぐにオンラインで取得・印刷する必要があります。

ステップ2:最寄りの社会保障局(SSA)を訪問

いわゆるソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)を申請する場所です。
私たちはboiseのSSAオフィスを訪問する予定です。最寄りのSSAオフィスの場所はSSAの公式サイトで確認できます。

ステップ3:申請書の提出

SSAオフィスでフォームSS-5を記入し、必要書類と一緒に提出します。フォームSS-5は、日本にいる間に作成することも可能です。

まだ渡航して間もない場合は、電話番号や住所が不明な場合も多いと思います。その場合は、駐在先の会社の住所や電話番号を記載することが推奨されます。

ステップ4:SSNカードの受け取り

申請が承認されると、SSNカードが郵送されます。通常、申請から2~4週間程度で受け取ることができます。

6. 注意点

  • 申請時に提供する情報は正確に入力することをお勧めします。誤った情報を提供すると、申請が遅れる可能性がありますので不明な点は直接SSAに問い合わせることをおすすめします。

  • SSAオフィスは地域によって混雑状況が異なります。例えば、サンフランシスコのSSAでは申請に2~3時間かかることもあります。時間に余裕を持って訪問することをお勧めします。

まとめ

E2ビザ保持者がアメリカで働くためには、SSNの取得が不可欠です。本記事で紹介した手順に従って、必要な書類を準備し、適切に申請を行ってください。これにより、スムーズにSSNを取得し、アメリカでの生活を始めることができます。

詳しい情報は以下のリンクも参考にしてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?