雑記:青春の詰まった箱

休日だからだろうか、母が朝から急に倉庫の掃除を始めた。
私の私物としては、プラモデルを作らず積んでいだけのいわゆる積プラや、フィギュアを買ったときに一番処分に困るブリスターなどの箱、ルール改変やらやる人がいなくなったやらで環境が変わりやらなくなってしまった遊戯王カードなどがある。

プラモは最近八割ほど手放し、残ったのは箱のまま取って置くつもりなのでいいとして、遊戯王はちょっと困る。
もうやらないと決めてはいるものの、気に入っているカードは手元に残しておきたい気持ちもある。
フィギュアの箱は、容赦なく潰した。
そんな折、懐かしい物がでてきた。


きたねぇ!

私が学生の頃、バイト代を貯めて買った初代PCだ。
OSはwinXPでCPUがコア2Duo。
当時としてもハイエンドとまではいかなかったが、色んなゲームをしたものだ。
「うたわれるもの」や「大悪司」、「鬼畜王ランス」や「kanon」など。
察しの通りエロゲー専用機なのだがなんの問題もない。
なんせ、未だに家でPCを使っているのは私くらいなものだ。

して、この古PC。売るか捨てるか考えていたのだが、どうやら昔のゲームは今のPCだと起動できないものもあるらしい。
一応現行のWin11でやる方法もあるようなのだが(仮想OSがどーのこーの。PC関係詳しくないので知らない)、エミュレータでは動かない物もあるらしい。
となれば、この子を直してソフトを買ってくれば、私のイカ臭い青春が戻って来るということだ。
うんうん、そうか成る程。


私はそっと古PCを奥に戻した。
考えてみてほしい。
今後出るであろう膨大な時間を要求するする最新ゲームを差し置いて、これまた結構な時間を要求するエロゲができるだろうかいやない。
なんだったら最新のエロゲをする時間すらない。
物理的に時間が足りないのだ。
PCを直すのは、頭の隅っこに覚えておくとしても、昔のエロゲを起動するのは、老後の楽しみとしてまだ倉庫に眠っててもらおうと思う。

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