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【自己紹介】アイデンティティを考える

はじめに


はじめまして、TAiRA(たいら)と申します。

noteで初の投稿になりますので、今回は自己紹介的な記事を書きます。

しかし、私は今、「アイデンティティを喪失した状態」です。

もしも自分の心境に従って自己紹介をするのだとしたら、

吾輩は人間である

と、『吾輩は猫である』(著:夏目漱石、出版:新潮社)まんまになってしまうかもしれません(それはヤバい)。

一体どういうこと?そんな状態で自己紹介できるの?

そんな風に少しでもご興味を持っていただけるのでしたら、この先もご覧いただけますと、とっても嬉しいです。私の半生を面白おかしく書き連ねています。

どうぞお気軽にお読みください!

3つの名前〜本名とTAiRAと◆◆

当然ですが、私には本名があります。両親がつけてくれた、とても可愛い名前です。

「名は体を表す」の言葉通り、私は可愛い………とはいきません。残念ながら。

歳を重ねるごとに、名と体のズレが大きくなってきて、その違和感から「もっと可愛げのない名前に改名したいな〜」なんて思っていました。

なので、私は素性を隠して発信活動をする時にはペンネームを使用しています。好きな名前にできるので楽しいですね。

「実名顔出ししないなんてもったいない!ペンネームだとせっかく売れても、現実世界で何もメリットがない」という意見も耳にしたことがあるのですが、

「自分が何か問題を起こしたときに、家族や仕事関係の方々に迷惑をかける」ことを考えると、リスク分散のためにもペンネームで活動をしている方が安心なんですね。

私は本名の他にも、2つのペンネームを使って活動しています。

どのように使い分けているかというと、本名のときは「医師の✕✕(可愛い本名)です」と名乗ります。そう、実は私の本業は医師です。

TAiRAのときは「アーティストのTAiRAです」と名乗ります。アーティスト…というのは自称でただの趣味ともいえますが、気ままにドット絵や自画像アートを制作してはX(旧Twitter)やInstagramに投稿しています。

さらに、また別のペンネームでブログ運営・電子書籍発行などもしていて…「ブロガーの◆◆(別のペンネーム)です」と名乗ることもできてしまいます。

3つの名前それぞれに肩書がくっついてくるのが興味深いところです。名前と肩書はセットになってこそ本領発揮するのかもしれませんね。

ならば「名は体を表す」ではなく「肩書は体を表す」でもいいじゃないか、と、ひねくれたことを考えなくもない私です。

名前よりもむしろ、肩書に沿った活動を継続してきたかどうか、つまり”実績”があるかどうかが体に表れてくると思いませんか?

偉そうにそんなことをのたまっているからか、私は現在、「どの名前が自分の本性なのか、よく分からない」という名前迷子状態に陥っています。

もちろんどれも自分なんですけど、何か新しい活動を始めるときに「どの名前で活動しようか…」と頭を悩ませることになります。

noteで執筆開始するにあたっても、「書き物つながりで、ブロガーのペンネームにした方がいいんじゃない?でも、ブログのコンセプトと違うし…身バレ防止のためブログで書けないこともnoteでは書きたいし…」と悶々としていました。

ではなぜ、TAiRAのペンネームを選んだかというと…実は2023年にとあるエッセイコンテストに応募したときに、初めてこのペンネームを使用したんです。

なので、自分としては「エッセイを書いてみたい」と思って作った名前なので、コンテストに惨敗はしましたが、もう一度TAiRAとして執筆活動をしてみることにしました。

そもそも、なぜnoteで執筆を始めたのか?

そのきっかけについては、次の項で説明していきますね。

2つの国〜日本とマレーシア

私は日本人で、日本生まれの日本育ち。

そして現在、マレーシアに住んでいます。移住してまだ一ヶ月です。

一ヶ月しか経っていないのに、慣れとは恐ろしいもので…既に「ずっと前からマレーシアに住んでいなかったっけ?」という感覚に陥っています。

「マレーシアに来てからの刺激的な毎日を、ブログとは別の媒体で発信しよう」と決意してはいたのですが、なかなか発信する場が見つからず。

「このままではこの感動を忘れてしまう…!」と慌ててnoteの記事を書き始めました。つまり、noteでの執筆活動のきっかけは「マレーシア移住」ということになります。

とはいえ…どんなにマレーシアに馴染んだとしても、私はここでは外国人。毎年ビザ申請をしないとこの国に滞在することは許されません。

では、数年に一度しか帰国しない日本が自分のテリトリーなのかというと、それも違う。帰国しても、きっと浦島太郎のような疎外感を感じてしまうのではないでしょうか。

はい…私が国迷子状態に陥っていることがお分かりいただけると思います。どちらの国にも根を張っていないような、フワフワした感覚なのです。

もちろん、このままマレーシアに住んでいたら、日本のことを少しずつ忘れていくことが予想できます。自然なことなのでしょうけれど、それはやはり寂しいです。

そこで私が最近意識し始めたのが、マレーシア在住中も当たり前に「日本の友人・家族と連絡を取る」、「日本の情報を入れる」ということです。まるで日本にいるかのように。

マレーシアで生活していたらもちろん必要ないのですが、私は「日本もマレーシアも自分のテリトリーとして生活していこう」と思っています。つまり二拠点生活です。

せっかくの縁ですから、日本もマレーシアも大切にしていきたい。今はそう思っています。

2つの性〜男性と女性

さて、マレーシア移住に際して、思い切ったイメチェンをしてみました。

X(旧Twitter)やInstagramの自画像アートを見ていただくとお分かりいただけますが、アーティストとしての私はたまに「男装」しています。あっ、引かないでください。

念のためご説明しますと、私はカラダもココロも女性です。つまり生物学的性も、自認している性も女性です。男性と結婚して子どもが2人います。

しかし、昔から女性らしい格好が苦手でした。若い頃は「女性らしい格好をするのが正解」だと思って無理して化粧をし、スカートを履き、ハイヒールを履いていましたが、それが苦痛でした。

オシャレな姉に「どんな格好をすればいいか分からない」とよく相談していましたね(迷惑)。

しかし男装するようになって、すごくしっくりきたんです。化粧は必要最小限、スカートもハイヒールも履かなくていい。「男性に見える髪型・服は…」と男性のオシャレにも興味が湧いてきました。

えっ?夫が可哀想?

安心してください、夫は元々私が女らしい格好をすると嫌がっていました。男装を始めた今も服を提供してくれています。良き理解者です。

現在、オンライン界隈では男性が女性アバターで活動したり、女性が男性アバターで活動したりしていますよね。

私の場合、それを現実世界でもやってみている感じです。性別迷子状態ですね。

「変なヤツ」と思われても仕方ありませんが、男になったり女になったり、自分としては楽しく活動しています。

女らしくなくていい、自分らしければ。

あの世にまで残るもの

私はただの一人の人間です。これだけが今の私の唯一のアイデンティティです。

この世での名前が・肩書が・国が・性別が何であろうと、あの世にまで持っていけません。

スピリチュアリストの江原啓之さんがよく仰っているのが、「あの世に持っていけるのは、この世での経験と感動だけ」ということ。

ならば一人の人間として、たくさん経験して、たくさん感動したい。愛する家族と一緒に。

そう思い、私は多くのものを切り捨て、マレーシアに移住してきました。

海外移住した日本人なんて今や珍しくもないですが、

日本人だからこそ伝えられること、マレーシア移住したからこそ伝えられること…今の私だからこそ伝えられることが何かあるはずです。

今後は、自分の考えや、マレーシアでの日々を自由に記事にしていきたいと思っています。

特に為にならないかとは思いますが、お楽しみいただけたら嬉しいです。

どうぞ今後とも宜しくお願い致します!


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