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犬に対して猫になれという女王様。でも僕はパンダなんだ。

4月僕は異動になりました。異動先は強烈な女王が支配する外郭団体。周りからは修行やねとか、自分を守れるのは自分だけやでとか、周りみな敵だと思えとか言われる始末です。

女王は絶対的な自信にあふれる正に百獣の女王。ミーティング中、犬タイプの同僚に、「どうしてあなたは猫になれないの?猫のように考えなさいよ。猫のように生きなければあなたに生きる道はありませんよ。」と毎度詰め寄ります。さらには「心の中に私を飼って私ならどう考えるかを常に考えなさい。」と言い放ちます。もうパワハラを超えて宗教です。

犬タイプの同僚には犬ならではの良さがあります。猫になれない同僚が目の前で詰められるのをミーティングの度に毎回見るのはとてもストレスです。古参メンバーは何も言わず傍観しています。とは言え新参の僕も何も言えずに傍観しています。百獣の女王の目力は半端じゃないのです。

異動してきたばかりの僕はまだ標的にはなっていません。しかしそれは時間の問題で、完全に詰んでいます。なぜなら僕も猫ではないから。僕は腹が黒いだけの普通のパンダだから。パンダは漢字で書くと大熊猫ですが、僕はニャーと鳴く真似しかできない所詮まがい物の大熊猫だから。

我慢して無理して自分に嘘ついて猫のふりして生きるくらいなら、一発女王様にかましてやろう。そして異動させられたらラッキーだし、転職してもいいかなと思い始めた今日この頃です。

スタバが閉まるので失礼いたします。



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