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災害

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東日本大震災、原子力災害
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#エッセイ

JCO臨海事故を憶えていますか

以下は、東京新聞 東京Webの記事引用です。 https://www.tokyo-np.co.jp/article/19329 『<JCO臨界事故> 1999年9月30日、茨城県東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)東海事業所で、濃縮ウラン溶液を本来の用途と異なる「沈殿槽」に大量投入したところ臨界が発生。作業員3人が大量被ばくし、うち2人が死亡した。』 JCOの作業員3人が直接被爆し、内2人が死亡した放射線事故です。 JCO臨界事故が起きた当日、あれはお昼

東日本大震災の記憶

先日、茨城県で、結構大きな地震がありました。 https://weathernews.jp/s/topics/202011/221906quake/ 青森でも、昨日、大きな地震があったようです。 https://weathernews.jp/s/topics/202012/121619quake/ 不安を煽る訳ではありませんが、先日の大きな地震では、 また来たかと思い、あの時の恐怖が蘇りました。 東日本大震災のときは、地震から、1週間ほど電気も水も 来ませんでした。 水

あの時、日本壊滅の危機だった!!

そうです。東日本大震災が起こった、あの時です。 その時、福島第一原発で何が起きていたのか? 後に、吉田昌郎さんが、ノンフィクション作家 門田隆将さんに語ったのは、「最悪の事態は チェルノブイリ事故✕10だった」と。 あの大地震が起きた当日は、停電が起きてテレビを 見れませんでした。私の携帯はソフトバンクでしたが、 携帯も通じません。 唯一、ラジオだけが情報源でした。 地震が起きた時、私は茨城県北の方で仕事をしていまし た。 私が仕事をしているビルでは、地鳴りと共に下から

ヒトが閻魔大王を操ることはできません

「突然、何を言っているんだ?」と思われたことでしょう。 閻魔大王→プルートー(ローマ神話における冥界を司る神)→冥王星(プルート)→プルトニウム→原子炉→核燃料サイクル という連想から、表題は生まれました。 プルトニウムは「パンドラの匣」を開けてしまった人類が、生み出した史上最強の猛毒です。 その半減期(放射線が半分に減る年数)は、プルトニウム239の場合、約2万4000年。一度生じたら、人間の尺度からしたら、消えるものではないという事です。 原子炉で燃やすことに依って生

12/30 茨城県 震度4でした。

震源地は茨城県北部で震度4の地震がありました。 「おいおい、年末に地震はやめてくれよ」と、地震の最中におもいましたが、程なく止んでくれたので、ほっとしました。 「そういえば、南海トラフ地震が起きた場合の被害想定はどのくらいだったか?」と、気になって、調べていると、朝日新聞が出している、被害想定の記事がありました。 これを見ると、東日本大震災の何十倍の被害想定ですね。 あらためて、怖くなりました。 同じく、朝日新聞の記事。 将来の再稼働を見越して、燃料を運び込むって? 将