ガラケーからスマホ

お久しぶりです。きっと誰も待ってないけど、それでもお久しぶりです。

実は私、21歳になりまして、やっぱり何かを変えたいわけです。
変身願望は常にあるのです。変態です。

大学生活も残り少ないし、何かを成し遂げたいし残したい。
と思うのは平凡ですが難しいものです。なぜなら人生の夏休み真っ最中なわけですから。
皆さんは夏休みの宿題を計画立てて終わらせますか?それとも開始早々に片をつけますか?

そんなつまらない人間はこんな文章を最後まで読みません。

サマバケの最中、欲の海を泳がない人間がいるものか、いやいない。
泳げ、泳ぐんだ。泳いじまえ。

でも、溺れ死ぬのは最高にダサい。
浜辺で城を作ったり、恋人と河川敷で花火をみたりもしないで、ただ暗い水の底へ沈んでゆくのですか?

私がnoteを再開するのは、そういうことです。
季節を間違えたねじれ例え話、失礼いたしました。
こたつに支配されたこちらの世界へ、どうぞお戻りください。

私が書くのをやめている間。本当に沢山の変化がありました。

変化ランキング上位、バイト先の常連さんがスマホデビュー。

常連さんはいつも、ガラケーを横において何やら動画を見ながらいつも同じものを、いつも同じ作業着で食べに来ていた。
その方のスタンプカードに、スタンプを何度も押した。
ひとりぼっちで食べているその目はいつも充血していて、白髪交じりの姿を見ているとどこか寂しかった。

でも、あの日、いつもの時間に店を訪れた常連さんのガラケーは、スマホに変わっていた。
私はとっても嬉しかった、なぜだか、とても。

まあ、そんな個人的感情はしまってお料理を運び、マッチングアプリで出会った男の話で盛り上がっていた裏に戻ったとき、先輩が嬉しそうに
「あのいつも同じもの頼むお客さん、スマホになってたね!!」
て言った。

そのときの眼は、この前会ったアプリの男がすっごい誠実でぇ~ と話していたときの眼より、よっぽど綺麗だった。と思う。

でも一歩引いて考えてみて、他者を勝手に憐れむ。これって失礼です。
人は各人のこだわりの中で生きているでしょうから。
「寂しい」なんてそんな感情、失礼です。

じゃあ、勝手に他者の変化を喜ぶのはどうなんだろうか、常連さんにとってデビュー戦は華々しいものだったのだろうか。
ガラケーの、あのパタッとする感覚が好きだったら?
あのお気に入りのデコ絵文字をもう使えないと悲しんでいたら?

だがしかし!!そんなことを考えるのはこちらの範疇ではない。
他者の気持ちをおもんぱかるのは、傲慢で自分勝手で美しくない駄行であることを知らない人間は多い。

そういうことで開き直って、常連さんの変化は「私にとって」大変喜ばしいものとします!

だって!スマホの方がもっと素敵な音楽や、文章や、人に出会えるもん!!

人の心を育てるのは、いつだってきっとそういう人が創ったものや人そのものであるはず。
人生なんて、誰かの創造物で泣いたり笑ったり、振り回されていくのが一番です。そんなもんでいい。
何かを成し遂げたり、残したり、そんなことは考えなくても、既存の創造物で人は十分幸せになれます。すべては受け皿の問題。
私はその受け皿をもっと磨きたい。そのツールが書くことです。

少なくとも私はそう思いたい。

では改めて、常連さん、おめでとうございます!

そして再開の決意を表した私の生活の変化も喜ばしいです。
週に一度は書きたいです。無駄なあがきをしたいのです。

人生のサマバケ、ダサい死に方はしない。
もがいて泳いで、そして社会の石ころになる。

更新お楽しみに。世界のどこかのだれかへ。

p.s. 毎回BGMをつけたいと思います。理由、音楽が好きだから。


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