ガザの傷を癒すには(チャールズ・アイゼンスタイン)
訳者より:
報道を目にする限り、ガザでの虐殺が止む気配は無く、イスラエルと強く結び付いた米国はイスラエル支援を続け、米国と強く結び付いた日本は傍観者を決め込んでいるように見えます。著者は、この対立する世界で「どちらが正しいか」決着を付けようとする限り和平への糸口はないと書きます。残虐行為を働いた者を処罰するなら、復讐を誓う若者たちが次から次へと現れるでしょう。過去の行為を忘れはしないが、赦す。自分の正義も相手の正義も否定することはないけれど、とにかく赦して戦うことを止めるとい