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言葉の重みとは

言葉の重みは、その言葉を発した人の立場、経験、人格、影響力、人脈といった要素で全く違うものになります。

例えば、日本の総理大臣と普通の小学生とでは、同じ文言を口から発しても明らかに日本の総理大臣が思い言葉として捉えられるでしょう。対象が普通の小学生ではなく普通の高齢者であっても結果は同じです。それは総理大臣という立場が自然と言葉を重いものとする訳です。

世界一の投資家であるウォーレン・バフェットは言いました。

「私が他人にお金の事で助言するのが最も得意だったのは、21歳の時でした。それは誰も私の話を聞かなかったから。今は世界一愚かな事を言っても、そこに何か隠れた重大な意味があるとみんなが考えるのです」

今や世界一の投資家であるウォーレン・バフェットも21歳の頃は名も知られない駆け出しの若造だったため、どんなに素晴らしいアドバイスを行っても耳を貸す人がほとんどいなかったそうです。しかし、投資で資産総額9兆円を築き世界一の投資家となった人間が世界一愚かな事を言っても人々は「ウォーレン・バフェットの言う事だから」と、勝手に言葉の裏に隠されもしない意味を見出そうとします。

言葉の重みとは、その言葉自体にあるのではなく発する人のステータスによるものなので、我々は何かを上手く言うのではなく、自分自身を磨き高みを目指す事に注力すべきかと思います。そうすれば言葉は後から自然に付いてくるのですから。


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