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枯れ木に花咲くに驚くより 、生木に花咲くに驚け

江戸時代の哲学者、三浦梅園の言葉で、枯れた木に花が咲いたら、誰もが驚きます。
けれども、生きている木に花が咲くことこそ、驚くべきことではないだろうかと問いかけたこの言葉。



ボクは渡邊孝太郎さんという方が、ラジオで話されているのを聴いて、知った言葉なのですが、この言葉を知ってから辺りを見渡すと、特にじぶんの身体の働きについては、見える景色が変わることがある。




例えばボクらは漫画やアニメなどで身体が傷ついても、腕が千切れても、すぐに新しく再生するキャラクターを見かけるが、ボクらもすぐにではないが、身体は再生や恒常性を維持しようと常に働いている。



三浦梅園風に言うと、千切れた腕が生えてくるピッコロに驚くより、骨折が治ることを驚きなさいと言えそうだ。



他にも最近寝る前に腸内細菌のサプリを飲んでいるのだけれど、それを飲むたびに当たり前のように身体に流し込んでいるけれど、それを処理する体内の機構があり、ボクらの意思とは関係ない部分でそれを分解して、私に取り込んでいくところも、身近にあるけど、感じにくい部分の奇跡のような所業だ。


生きているということは生木に花が咲く奇跡に溢れていて、それは世界でもじぶんの体内でも起きていて、そのおかげで今じぶんはここにいる。



そんなことを思い出させてくれる言葉で、大切にしている。






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