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じぶんの作るものはじぶんの延長線

昔、ショートムービーを監督したことがある。



5〜10分くらいのもので、友人に手伝ってもらって、なんとか形になった。



漠然と、誰からも頼まれてないからこそ、何を作ってもいいのだけど、だからこそ輪郭が決まらなくて悩んだ記憶がある。




その時、プロの映画監督の人にアドバイスしてもらったことは、じぶんから近いものを描くように言われた。


それはボクなら主人公を男性にして、(当時20代だったので)20代、東京で育ち、部活や好きなものもなるべくじぶんが経験していること。


反対に女性で、年代も住んでる地域も全然違うものにはしないこと。
どうせ描ききれないはずだから、と。



その教えは、なぜか今も残っている。


これは映画や映像に限ったことではなく、文章や創作全般、はたまたコミュニケーションや会話などにも関係しているように思う。



ボクらは海外旅行に行った人のブログを読んだ人の感想より、日常の発見を実体験として話す方に惹かれるのは、そこに体験して、じぶんを通過させた人にしか語れない重みがあるからなのだと思う。



何かをつくるとなれば、推進するエネルギーとしてそれはどうしても必要になり、慣れないうちはそこが出発点やエネルギー源になる。



じぶんから近いものをスタート地点にする。


これはいろんな始まりなのかもしれない。



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