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大事なことは元気なときに決める

ボクの仕事は心療内科で訪れた人の困りごとに寄り添うというもので、書いていてもふわふわしてるなぁと思います。


だからこそ一番よく聞かれる質問は「どんなことしてるんですか?」というものだけど、ケースバイケースですとしかお答えできないところが、余計にふわふわ感を強めてしまう。(守秘義務もあるから細部は当然話さないが)



しかし人の悩みや困りごとは、似ているものはあったとしても、突き詰めれば個別、その人特有のものでしかなく、人がいたら人の数だけ地獄があるということ。


それに強弱も優劣もない。



なので一般化しないために、個室で個別にを徹底しているのかもしれない。



しかしすべてがそうかと言われれば、数は少ないけど全人類に向けてお伝えできることもあり、例えば「睡眠を削るのは良くない」(夜中活動してるとはまた別)とかはすべてのいろんな状態の人にお伝えして差し支えないと思う。

睡眠とメンタルヘルスはあまりに直結しているから。



そしてそれに似たもので「体調や気分が優れないときに大切なことは決めない」というものもある。


苦しいとき、辛いとき、少しでも軽く、楽になりたくて、選んで、決断してしまうことがある。

普段のじぶんならしない決断、選ばない選択肢。

それで離れてしまった場所、切ってしまったご縁、ボクにも覚えがあります。

そしてピークを過ぎると、少し後悔したりします。


体調が優れないとき、人は待てなくなりますが、体調が優れないからこそ、上向いてくるのを待ってほしい。


そしてその上向いてきたじふんに決めることはお任せしてほしいということは、大事な決断こそそうですし、これは多くの人に通じていることだとも思います。



どうか大切なことを決めるときは、ベストコンディションなときに。



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