直接会うと解消すること
現代人の大きな誤解の一つにオンラインで親密なコミュニケーションが取れていると勘違いしていることがあると思う。
もちろん仕事のやり取りや、業務連絡なんかは映像やテキストでやり取りすればよいし、多くはそれでなんとかなる。
ただ仕事の領域だとしても、齟齬や意思疎通が図れない部分が見受けられ、案外そこから一緒に働いている人との信頼が崩れることがある。
ことこれが親密性の話になれば、テキストや映像で補えることは少ない。
なぜなら親密性とは受け取り合う情報の量であり、その情報を元に微調整しながら、快適なものを目指す営みであるからで、そのためには情報はあればあるほどよく、またその量が最大化するのは、会っている時であり、フィジカルに時間を共有している時が最大だからだ。
そしてコミュニケーションに情報がたくさんいるのは、いろんな考えを浮かべなくてよいという利点があり、テキストだと想像しやすいと思うが、情報量が少ないからとあれかな?これかな?ほんとうかな?この裏に読み取らなければならない何かがあるかな?と考えが止まらないが、会っていればその不安は少ない。
イヤな空気は出るし、和んだ空気も感じやすい。
表情の変化、姿勢、目線、声のトーン、全てがいい意味でも悪い意味でも想像を少なくしてくれる。
(もちろん悪意の人もいるが)多くの人はすれ違いや誤解で関係性にヒビが入り、そこから決裂していく。
それを最も防ぐのは、テクノロジーではなく、アナログな直接会うということ。
会うと想像よりも、大体よい人なことが、ほとんどなのだから。
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