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ホワイト企業に入れば幸せになれる、ブラック企業に入れば哲学者になれる

ソクラテスが、「良妻を持てば幸福になれるし、悪妻を持てば哲学者になれる」と言ったのは有名な話かと思います。(ソクラテスの奥さんはひどい人だったらしい。。。)

さて、僕は、これをもじって、

「ホワイト企業に入れば幸せになれる、ブラック企業に入れば哲学者になれる」

としたいと思います。

ホワイト企業に入れたらそれはラッキーですが、ブラック企業に入ると世の中のいろんなことが見えてくるし、いろいろなことについて考えさせられると思います。

世の中のテキトーさが見える

ブラック企業はなんらかの違法行為(サービス残業とか)を行っている可能性が高いですが(というか、だからブラック企業とレッテルを張られているわけですがw)、それに実際に遭遇すると、「へー、世の中ってフツーに違法行為が行われてるんだな」ということが分かると思います。

大学生までは、そういう経験をすることは少ないと思います。物事が「あるべき論」と近い形で回っていると思います。当然、違法行為に遭遇することなんてないでしょう。

でも、ブラック企業で、目の前で違法行為が平気で行われている様子を見ると、「あ、世の中って結構テキトーなんだな。法律が守られてないことも全然あるんだな」ということが分かると思います。

テキトーということは、ポジティブにとらえれば、自分のクリエイティビティを発揮する余地がある、ということです。あいまいなルール、ルールにはなっているけど実際は守られていないルール、などなど、たくさんあります。そういう社会のテキトーさを知れることは大事だと思います。

労働や幸せについて考えるきっかけになる

当たり前ですが、ブラック企業に入って、わけのわからん長時間労働をさせられまくっていると、労働や幸せについて考えることになると思います。これは、人生においてとても大事なテーマなので、若いうちに考えておいて損はないと思います。

それ関係のいろんな本とかも読むかもしれませんし、社会に対する問題意識をはぐくむ、という観点でこれとない機会です。

経営や競争、資本主義について考えるようになる

おそらく、ブラック企業がブラック企業である理由は、その企業が熾烈な競争にさらされていて、競争劣位に陥っていて、人・モノ・カネ、みたいな経営資源が集まらず、窮地に立たされているからでしょうが、これらについて考えるきっかけになるような気がします。

人は、自分がつらい状況にいると、「なんでこんな目に合わなきゃいけないんだ」とか「自分だけこんなつらいのか?」とか疑問を持つと思いますが、そうすると、必然的に、なんでこんな激しい競争をしなきゃいけないんだ?とか、なんで世の中の仕組みはこんななってるんだ?というようなことを調べるかもしれません。


ので、はい、ブラック企業に入ってしまったら、とりあえず上記のようなことを考えるいいきっかけとするとともに、脱出可能性を模索しましょう。

もちろん、あえてブラック企業に入る必要はないと思います、よっぽど哲学者になりたいのであれば別ですが。。。笑

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