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よく働く優秀サラリーマンに潜む将来の貧乏リスクについて(短編)(3)

優秀サラリーマンにとって最大の関心事は出世である、出世こそが人生の成功者であると認識している。若くして部長になったとしよう、自分は成功者とばかり肩で風を切って歩く、今後の人生は明るいと感じている。

部長になったのだから部下にご飯を奢ったり、少し高級なスーツを着たり、家では車を外車に買い替えた。そして、たまには夜の店で豪遊した。これが典型的な優秀サラリーマンなのである。

果たして本当に成功者なのだろうか、所詮サラリーマン、部長になったとしても年収はおそらく「2,000万円程度」なのである。人は年収が増えると支出も増えるので決して裕福にはなれないのが常だ。

部長になったとしても(いや取締役になったとしても)決して成功者と思わないことだ、成功者とはお金と時間において自由を手にしていることと定義すると、サラリーマンはとても不利であると自覚したほうがいい。

世の中の金持ちがどのような話をしているか、サラリーマンは金持ちの世界とは程遠い大局的な存在、金持ちはビットコインを10年前から買っているのに優秀サラリーマンはまだ10人に1人も買っていない。

世の中の金持ちは絵画を買い漁っているのに、優秀サラリーマンは絵画などに興味もなく自分は成功者だと勘違いしている。世の中の金持ちは10年先を見ているが優秀サラリーマンは数ヶ月後の社内人事が関心事なのだ。






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