『この仕事をしていなかったら?』と聞かれた話
以前ある人に
と聞かれたときの話をしてみる。
ちなみに今の僕の仕事は以下の記事ご参照ください。
上の記事を読んでもらえればわかりますが、船乗りに囲まれて育った僕はさも当然のように自分も船乗りになったのです。
思い返してみると冒頭の質問のようなことを考えたこともありませんでした。
思いがけない質問に、持ち前の反射神経のみでもって自分の口から飛び出した職業に僕自身酷く驚くことになるのです。
『ラジオのパーソナリティかな』
ん?
なにそれ?
どっから湧いて出たん?
僕の口が言ったよね?
僕の声帯が震わしたんだよね?
震わした空気が紡ぎ出したんだよね?
聞こえてるよね?
僕の鼓膜感じてるよね?
僕の声帯が震わした空気が紡ぎ出した音の周波数感じてるよね?
僕の脳わかってるよね?
鼓膜から伝わる音の信号認識してるよね?
脳内で伝達物質出てるよね?
シナプス出てるよね?
シナプス?
しなぷすぅーーーー。
こんなわけで、自分自身から出た『ラジオのパーソナリティ』発言に心底驚いたわけです。
おしゃべりは全然得意ではないし、人前で喋るのはむしろ余裕で苦手なことを重々自覚してる僕なのです。
なぜ僕がこのように自らのシナプスまでも疑うような事態になったのか、少し考えてみました。
おしゃべり→✖︎
人前→✖︎
初対面→✖︎
の僕が日頃のコミュニケーションで唯一武器としてるもの
『ツッコミ』と『ワードセンス』です。
・人の喋りに変なチャチャ入れる。
・喋りの途中にツッコミ入れて話の腰を折る。
・人の話に変な合いの手を入れる。
これだけで日々生きてます。
話の中心にはならずとも輪の中で隣の人が一人くすっと笑ってくれるくらいがちょうどいいと思ってます。
だから逆に能動的に、自分から話を振って自ら盛り上げて完結させるラジオのパーソナリティみたいなものに漠然とした憧れがあったのだろうと推測します。
なのでもし僕がラジオをやるとしたら
『程よいスキのある相方』か
『敏腕ハガキ職人』が必須だな
などとありもしない妄想をした夜でした。
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