見出し画像

ドル建て投資で見逃されがちなクレジット投資

今日の日経新聞の夕刊で、外貨運用の種類について分かり易くまとめられていた。

#日経COMEMO #NIKKEI

しかし、いつも思うのだが、何故か(というかやはり)クレジット投資が見逃されているのである。ドル建て投資と聞くと、多くの人が思い浮かべるのはドル預金、米国債、そして米国株なのだろう。しかし米国のクレジット投資は、これらの間に位置する重要な投資機会なのだ。日本ではクレジット投資そのものが、まだ十分に認知されていないからではないだろうか。

クレジット投資とは、企業や個人の負債への投資である。これには、高利回り債やローンなども含まれ、定期的な利息収入とともに最終的な元本の回収を目指す。この種の投資は、国債よりも高いリターンが期待でき、元本リスクは株式投資ほどには高くない。

特にプライベート・クレジットに目を向けると、米国の現状だと利回りはしばしば10%近くに達することもある。多くの投資家がこの投資機会を見過ごしているのは、投資へのアクセスや情報が限られているためかもしれない。

なお、日経の記事中に外貨預金の為替手数料について説明があったが、プロが運用するファンドを利用した場合、為替手数料も大幅に抑えることが可能だ。ファンドの仕組み次第だが、円と外貨の交換はインターバンクでの取引となることがあり、その場合為替の手数料は極めて低い水準になる。(代わりに外貨預金にはない運用手数料などは掛かるが。)

どうせドル円の為替リスクを取るのなら、より高い利回りを目指した方が良いと考えることもできる。この観点からも、ドル預金や米国債に比べ、米国クレジット投資という魅力的な選択肢を見逃すべきでないと思うのだ。