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海外で出産するというセンタク。。

第1子はフィリピンで出産!それも「島」で?

初めての出産、勇気がいります。フィリピンの医療は大丈夫なのか?いざという時に何とかなるのか?自然に近い分娩は可能なのか?ネグロス島ドマゲティで産んだ日本人はいるのか?産む本人である妻と話し合い。。

そして、決断!2019年、私たちは島で産む決断をした。

決め手になった、いくつかのこと。

1. 出産前の時期に夫婦が一緒に過ごせる
2. ネグロス島は子どもが沢山いるから大丈夫だろう。。
3. 同僚のフィリピン人ママが先に出産して見せてくれた
4. 緊急時に対応できる医療は何とかあった
5. 日本で検査は全て終えて、母子ともに健康だった
6. 子育てするのにこの地は最適だった

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私たちは、2016年に本格的にネグロス島ドマゲティ近郊の、美しい海のあるこの地に移住してきました。その時から英語学校を経営しながら現地生活をしています。1年の4分の3はこちらで、残りは日本で生活しており、学校の運営を考えると、島で産んでしまうという選択肢が大きかったです。日本で出産となると私が島で妻は日本になり離れて暮らすことになったのです。

助産院で産みたい、でも分娩台をみてげんな~り!?

自然分娩(薬を使わず、畳の上で産むような)を望んでいた妻だったので、病院ではなく助産院があるか探しました。そしてドマゲティ(15万人都市)の中心に探し当て、実際に産む場所を見学に。。

しか〜〜し、分娩台を見て、うわー、これかあ?これまで何千人も産み落とされた感のある年季の入った、固定式の古い分娩台が2台並んであった。ほおおぉ、と二人でつぶやいて、助産院から出ました。島で産むと覚悟を決めていた妻も、さすがにこの時、迷っていましたね。なにせ初産ですから。

しばらく悩みましたが、上記の理由で、ついに決断したのです。。

フィリピンは多産国で、街の風景には必ず子どもたちの姿が入ってくるような、のどかで子育てをしたくなる国です。こんなに沢山の子どもたちが元気に育っているんだから、まあ、大丈夫か。と、妻の心の強さに驚きました。

そもそも、出産=病院の日本の常識は、こういう国に来ると疑問に思います。

たまに仕事でいく近くの山岳地帯の村で出産した地元のお母さんは、産気づいてから、バイクの後ろに乗せられて、でこぼこ山道を40分転がり、さらに市道を1時間かけて病院に運ばれて、無事に産んだと。そもそも、こんな村では家で出産する方がリスクが少ないかもしれない。。産婆さんもいる。日本で産婆さんや助産師さんを探すのは田舎では厳しかった。

出産は病気ではないのに、なぜ、病院で産まないといけないのかな。。

選択肢が自ずと狭まっている日本。自然な状態で産みたい。母のこころ_。

豊かさってなんだろう?
一つは、自然で自由な出産ができる国。。
生まれる時と死ぬ時は、自由でありたい。
生きる豊かさ。ネグロス島にはまだそれが残っている。

さあ、ネグロス島でのわが子、衝撃の出産に立ち会う!(続く)


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