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市販ルー等不要 豚肉シチューのレシピ

市販のシチューのルーを『美味しい』と感じないのは僕だけでしょうか?

美味しくないといえば語弊がありますが、今ひとつ味が足りない。

やはり野菜の甘味と肉の旨味がクリームの中で混然一体となったあの「シチューのならではの美味しさ」は手作りでしか成し得ないものだと考えています。

作るのは少々手間かもしれませんが、完成したときの美味しさは市販のそれとは比べ物になりません。

また、一度一から作ることで市販のルーを使用する際にもオリジナルで一味を足せる様になるはずです。

早速作り方を見ていきましょう。


■用意するもの

まな板、包丁
バット
スケール
フライパン
手鍋
材料の全量が入る大きさの深鍋
皮むき器
お玉
ゴムベラ
ホイッパー

■作り方


1.豚のマリネ


豚バラ肉を分量A )でマリネする。
全体に塩を馴染ませ、ラップで肉を覆い一晩冷蔵庫で休ませる。


2.食材の用意


人参

人参の皮を剥き
ヘタを取る。
適当な大きさに乱切りにする。


・じゃがいも

洗った後、皮を剥く。
適当な大きさにカットする。

・玉ねぎ

玉ねぎを半分にカットし
串切りにする。

・にんにく

にんにくを皮付きのまま繊維に対して直角に二等分にする。


・豚肉

マリネしていた豚肉を
浮いてきた水分をしっかり拭き取る。
フライパンに収まるサイズ感にカットする。


3.豚肉を焼く


フライパンにサラダ油少量を入れ、中火で予熱する。
フライパンが熱くなったら脂身を下にして豚肉を焼き始める。
脂身に美味しそうな焼き色が付いたら90°回転させ側面も焼いていく。
浮いてきた油はリードペーパーで適宜拭う。
全面に美味しそうな焼き色を付けたら
フライパンから引き上げ、10分程度休ませる。
休ませたお肉を厚めにカットしていく。
今回のレシピでは旨味調味料の類いは加えませんので、
この時点で豚肉をいかに美味しそうに仕上げるかが重要です。


4.煮込み


切り出した野菜達を全て鍋に加え水と白ワインと塩をひとつまみ加える。
強火にかけて沸かす。
沸いたら切り出した肉を加える。
もう一度沸かし、灰汁を引く。
火力を落とし、水面が優しく揺らぐくらいの火力に調整する。
落とし蓋をして30分程度煮込む。
じゃがいもを加え、更に15分煮込む。
生クリームを加え再度煮立ったら一度火を止める。


5.ルーを作る / シチューに濃度をつける。


バターを鍋に入れ、薄力粉を事前に別の容器に計量しておく。
バターを弱火にかけ溶かす。
小麦粉を一気に加える。
ダマにならないようにゴムベラかホイッパーで均一に混ぜていく。
そのまま弱火でゆっくり加熱していくと、徐々に濃度がゆるくなってくる。
ある程度サラサラになるまで焦げないように加熱していく。
(長時間やりすぎるとバターが褐色に色づいてしまうので、注意が必要。)
鍋から水分を少量取り、ダマにならないように加熱しながら混ぜる。
均一になったら再び少量の水分を足していく。
これを数回繰り返していくと
徐々に濃度の付いたシチューのベースが出来上がる。
それを具材の入った鍋に少しずつ加えて、濃度を調整していく。
ルーを全て加えたら、再度沸かし味も均一にならし塩で味を整えて完成。



■完成


パセリを加えても色合いが良いです。

無料でご覧になっている方も、
ここまでの作り方だけでも十分勉強になったかと思います。

ただ重要なのは作り方ではなく「知識」です。

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