見出し画像

Lesson 4 『ピラフ』 米料理のキホン

超絶ベーシックなピラフのレシピです。

本来は魚介であったり野菜であったり、
バリエーションに富んだ具材を入れて米と一緒に楽しむお料理です。

ですが今回は、皆さんが独自でアレンジを加えられるように

「ピラフの基礎となる味」

トッピングの具材を入れずに作っていこうと思います。

今後このnoteでも、
そういったトッピング入りのピラフを紹介していくこともあるかと思います。まずはその土台としてこのレシピを抑えてください。


■用意するもの



深底の鍋
手鍋

※分量は文末に記載します

■作り方

1.野菜の下処理


玉ねぎをみじん切りにします
人参も同様にみじん切りにします


にんにくは芽を取り


包丁の腹の部分で写真のように軽く潰します。
そうすると表面積が広がって香りが出やすくなります。


2.炒める


にんにくをオリーブオイルの中に沈めて弱火から中火にかけます。
色づいてきて火が入り、香りがしっかりと立って来るまで加熱を続けてください。

少し鍋を傾けると油に深さが出てきますので、この工程がとてもやりやすくなります。
にんにくに火が入ったら人参と玉ねぎを加えてください。
ここで塩を指3本分くらい、全体にかけてください。
(分量外)

この時の火加減は中火。強火では絶対に炒めないでください。
玉ねぎと人参のコクのある甘みをしっかりと引き出すように優しく加熱してください。
優しく加熱を続けていると、
写真のように野菜の体積が減ってきて油が少し浮いてきます。
カレー粉を加えます。

ピラフには原則必ずカレー粉が入ります。
入れすぎるとカレーピラフになってしまうので、
写真ぐらいのほんの少しの分量で構いません。

この「少し」が仕上がりに大きな影響を与えます。
抜群においしくなりますよ

カレー粉を全体に馴染ませたら、
生米を入れてください。
生米を加えたら、米全体に油が行きわたるように優しく加熱しながら混ぜてください。


西洋における米料理、リゾットやピラフ等は

・米を混ぜすぎて粒を壊さない
・油を全体にいきわたらせてコーティングする

この2点が極めて重要になります。
これを適切に守るだけで本格的な仕上がりに変わってきます。

ローリエを加えましょう。
他にもタイムやパセリの茎など
数種類の香草を使用したい方は、この工程で加えてください。

3.炊き上げる

沸騰直前まで温めていたブイヨンを入れる
ブイヨンを沸騰直前まで温めていたので鍋に加えるとすぐに沸騰してきます。
沸騰したら、写真のようにアルミホイルと蓋をして弱火を保ち、
20分加熱を続けます。
20分経ったら、なべ底に水分が残っていないかを確認して、
炊きあがった米をひと混ぜしてください。

レシピ通りの分量であれば「少し味が薄いかな」
と感じるくらいの味になる筈です。

ここで適宜塩を加えて味を整えてください。


■完成


完成

ネット上によく公開されている
『生米から炊き上げるピラフのレシピ』だと
比較的『ベタッ』とした仕上がりになるものが多いです。

本来は肉料理などの付け合わせになることが多いので、
そうなるのが自然な料理です。

ですが、
日本人であれば米がパラパラっとした仕上がりの方が好まれる傾向があると思うので、今回はそう仕上がりやすいように少しレシピを調整してあります。

もちろんレシピを調整したからといって誰しもが必ずおいしく仕上がるというわけではありません

毎回も言いますが、何度も作り続けて行くことが大切です。

美味しく仕上げるためのtipsを多く紹介しているので、複雑な工程が多いように感じるかもしれません。

ですが、一つ一つ単純な工程を正確にこなしているだけに過ぎません。

付きっきりで作業しなければならない料理でもないので、
慣れてくれば他の料理と並行しながら進めることができます。

・アレンジを加える際のポイント


・手際良く仕上げるポイント


・今回使用した『ブイヨン』は市販のものですが、何を使ったのか



等も分量の欄に、一緒に記載させて頂きますのでぜひ参考にしてください!

ではまたっ!

■分量


ここから先は

737字 / 1画像
もっと美味しい料理を作りたい。 もっと自分の時間を作りたい。 もっと家族を喜ばせたい。 心からそう思えない方は入学しないでください。 美味しい料理には必ずそう感じる『理由』があります。 ここでは『なぜそうするのか?』の『理由』から深く学び、 日々ご自宅のキッチンに立つあなたの技術を少しずつ底上げします。 月に3,4回発信する『カリキュラム』をこなしていくことで、 今までなんとなくこなしていた料理を、 正しいプロセスで仕上げられるようになります。

主婦のための料理学校

¥1,000 / 月 初月無料

『美味しい』を作る、『理由』から学ぶ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?