太極状態

最後に師に会った時、「太極状態」という言葉を聞かされました。もう一つは「柔運気,剛落点」でした。何人か同席した師兄弟達もそれぞれアドバイスをもらっていました。私は意味がよく分からなかったので質問したら、実技を交えて細かく教えてもらえました。

太極状態とは…

太極拳には姿勢と身体の動かし方に対する決まり事がいくつかあり、それを守ると身体にある状態が出現します。

この図はそのような状態を上手く表現していると個人的には感じています。

柔運気,剛落点とは

Amazon Prime Videoを見ていたら『呪術廻戦』というアニメがあって、その第16話で東堂という青年が主人公の虎杖青年に強いパンチの打ち方を教えているシーンがあって、それが参考になるのでは無いかと思います。

私は太極拳を戦いの道具とは考えていないので相手にダメージを与えるという観点では無く、自分の身体の中に発生する感覚の変化、力の集中とか、気のエネルギーというものを見ています。

もっと詳しく知りたい方は『十三勢歌』をしっかり読み解いてみてください。太極拳についての概論しか書いていないように思われるかも知れませんが、読み方によってはとても意味深いものとなります。

太極拳とは自分自身を観察し続けることだと思います。私にとっての太極拳は自己との対話。

この対話を通じて身体のこと、心のこと、気というエネルギーのことetc.を悟っていくことが太極拳。

悟りという言葉は宗教にくっついて誤解されているようなので「気づき」と言った方が誤解が少ないのかも知れません。

太極拳というボディワークを通じて医学的なこと、哲学的なこと、精神世界とかスピリチュアルなこと等についての気づきを深めていくこと。これが私にとっての太極拳。

こんなことに興味を持つ方はあまり居られないかもしれませんが、若しかしたらどなたかのお役に立つことがあるかも知れないという思いと、自分自身の記録を兼ねて、noteには今後も記事を書いていきたいと思います。