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瞑想時の姿勢

座って瞑想する時、どういう姿勢で行うのか考えてみたことがあるでしょうか?多分、足の組み方とか、背筋を伸ばすとか、顎を引くとか…。
私の経験から言うとそういう注意事項には最も大切な根本の部分が抜けているように思います。

例えば、仏像の姿勢を思い浮かべてみて下さい。立っていたり、座っていたり、手の形も色々あって…。そして、芸術的には姿勢の美しさ、今にも動き出しそうな躍動感、神々しさ、静けさなど、色々な言葉で表現されますが、仏像は「置物」です。その姿をまねて座ったところで、置物のポーズをまねているだけに過ぎません。

我々は生きている人間であり、目には見えませんが生命力に満ちあふれています。もし、置物の姿だけをまねてポーズを取っただけなら、残念ながら躍動する生命力を制限することしかできません。もしかしたら、心は静かになる効果はあるかも知れませんが…。10月頃出版予定の『易筋経入門』には姿勢を作る大きなヒントを書いておきました。それを理解することが出来たら「生命力の活動が活発になり、意識が深まっていく」本当の意味での瞑想が理解できるでしょう。


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