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末寺の末事 97

 二三、ある程度の形になっているイメージもあるにはある。

 これからの寺の、これからの僕の、これからの信心の話だ。これまで積み上げられたものは変容してゆく。組織で運営する為の組織であろうとする努力はしない。必要とされないのであれば、根本から解体する。寺は新たにその存在意義を創造しなければならないが、その根幹に仏法に対する信心が(いただけ)ないなら、寺である意味がない。
 何だか文字にするとあたりまえなのに、誰も表だって真剣に取り組もうとしていないだけなのかもしれない。いや、実は既にしれーっと、行動に移している人もいるのかもしれない。

 ひとつには、前にも触れた「誰もやりたがらない問題」の解決。主義化した共同体にはメスを入れる。各強化団体の解散、それに応じた関連組織との関係性及び各種法要行事の見直し、そしてリメイク。

 拡げ過ぎたものは始末する。もちろん、感謝を込めて。

to be continued



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