【ギター(or全楽器者)むけ】楽器経由で音を出すことについて --練習の考え方篇

どうも、ギター演奏家や講師を行なっております、むらかみたいちと言います。普段は都内でジャズ系の演奏を行ったり、ギターを教えたりしています。こちらのnoteでは、音楽という抽象的な存在を頭でしっかりと理解するために、あえて文字だけで練習方法や考え方などをつらつらと記載していきます。

楽器から音を出す行為について考えてみます

昨日、ギターを練習する際における身体の姿勢について書きました。
https://note.com/taiiiichix/n/neb1fd99c72ed
そもそもですが、音楽の演奏というものは、以下のプロセスが体内を巡っているように思えます。

頭脳【演奏したい物事の内容、イメージ】

身体【楽器を扱うための物理的な運動】

頭脳が生み出したものを可視化し、演奏家としての共通言語として明記されたものが、楽譜や音楽理論の類でしょう。なので、音楽を新たに始めた方々にとっては、これまでの実生活で明らかに出てこなかった分野の情報や技術に追われてしまい、なかなか手こずってしまう気持ちもわかります。特にギターだと、音すらちゃんと鳴らすことが難しいのに、コード進行とか音とかを覚えないといけないの!?的な。

僕が思う理想としては、言葉を話すように頭脳の中で音楽イメージが生成され、物理的な演奏技術はそれを表現するためのものである、という状態です。ただ、これは頭脳も身体もベースのベースが仕上がっているという前提の話でもあるとも考えています。

これは少し強制感のある意見かもしれませんが、現実的に考えて頭脳と身体のベースを同時に鍛えるのはなかなか容易なことではありません。 なので、初めは身体のベース作りをクリアしていくことから始めていけば良いと思っています。

楽器を演奏する身体のベース作りに伴う現実

このあたりの話については新しく何かのスポーツを始めることにも似ていると思うのですが、何においても基本の基本、みたいな動作を身につける必要がありますよね。ランナーであれば早く走るために適切なフォーム、腕の振り方など色々とあるのだと思います。しかもその身体を強く動かすための体力・筋力トレーニングなど、一定の身体的な苦痛まで付いてくる。これは、左手の指先だったり、ギター的な苦痛が伴うのと似ていますよね。Fコードが難しい〜という話もありますが、それ以前に痛いからムリで諦めてしまう人は一定数いるような気がしています。(ギターが続かなかった人、に出会うのは中々難しいのであくまでも想像でしかないですが、、、)

とにかくですね、ギターをはじめとする楽器をスタートした直後の練習は、「これは脳のトレーニングなのか、身体のトレーニングなのか」「身体のトレーニングなのであれば、どのような身体の扱い方を気を付けるのか」を強く意識すること、及びその二つを一気に鍛える事は至難の業であることを認識すべきだと考えています。

マジで一朝一夕でいかないんですよねーー。自分自身の地味な進化をチビチビ味わうのが、楽器を挫折しないコツでしょうか。積み上げた先にしか別世界はありませんので、ゆーーっくり頑張ってみてください。

もし個人的にレッスンを受けてみたいなどございましたら、taichi.m.pgt@gmail.comへご連絡ください。1時間5000円で、練習方法や練習曲などをお伝えしていきます。ではでは。

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