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誤解をしないで欲しい話。

裏垢でパコる、は低俗だ。エロい呟きは、悪趣味だと自負している。好きなフォロワーさんに、「この人ホント馬鹿ね」と思われたいだけ。

私のエロスの根底にある一つは、トイレの背伸びしてとどく棚の、父親がいつも置く雑誌のちょっとした風俗ルポ。ライターの不精中年おじさんがコミカルで対照的に嬢はすごく魅力的にエッチに描かれていた。単語の意味が全くわかっていなかったけど、どんなことが書いてあるかはその登場人物の豊かな表情で分かった。

今思うと、思春期に入る前の私には、ハッ!隠してる!父が、他に置く場所がないだけで完全に私の勘違いなのだが、後ろめたさと捉えてしまっていた。それこそ出会い方だったと思う。見てはいけないものを探しあててしまったトレジャーハンターのような入り方をしたんだもの。

その頃は、昼間っからエマニエル夫人がやっていたり、吉原炎上だって地上波で、、、夜はトゥナイトと規制なんてありゃしなかった時代だ。

浮浪雲で艶めかしさを知り、いとこのお兄ちゃんが隠しているエロ本は触手系だった衝撃。(この時の私には変化球すぎて直ぐには受け入れられなかったが)恐れを知らない好奇心の塊はどんどんネタを携えていく。

職場で気の合う女上司は、BL同人誌を作っていて新たな世界を教わった。なんと、SEXが嫌い、という男性もいるではないか。エトセトラ、エトセトラ…。十人十色、それに至るまでのバックグラウンドまで聞いたら時間が足りない。聞きたい!知りたい!ワクワクが止まらない。

タモリ倶楽部で昔の風俗特集があればかじりついて観てしまうくらいだ。どの時代にかならずある性や流行り、生き様に思いを馳せる。

偏見や評価を気にしないで追及したい欲求を閉じ込めてきた。風俗ルポライターは今でも本気でやりたい仕事と思っているくらいだ。願望ってのは恐ろしいもので、願えば叶うが近づいた時があった。ただ文才が無い。だから、手伝いだったけど、それでも関わる悦びが堪らなかった。

男優さんと知り合っても、やっちゃうのでは無い。

スレっスレで話を聞き出すのだ。これがまた面白い、お互いの目には見えないカードを出し合って擦り合わせたり誰にも聞けない質問をしてみたり、心地よく弾む会話。

目の前で、「外からだって刺激できるんだよ。」なんて言葉を聞いてみなさいよ、飲んでるアイスコーヒーのストローだってほっぺつついて飲むことがままならない。

一周まわって本来の意味である、ちゃんとエロースだった件。


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