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投票義務制には反対!

「若者の投票率が低すぎて問題だ!」のような意見はよく聞く。民意が反映されにくくなったり、組織票が有利になると言った問題が発生するからだろう。では一部の国のように投票義務制を導入すれば良いかのか?おいらはそれには反対だ。

その理由は、大多数の若者(中年層も相当な割合だが)が政治に興味がないからだ。インターネットの政治界隈では政治について様々な言論が繰り広げられているのが当たり前なため、そこに入り浸っているとつい錯覚しがちになるが、リアルの社会では政治に興味がある方がむしろ少数派だ。低学歴層はもちろんのこと、それなりのレベルの大学生(特に理系)も相当な数が政治には無頓着だったりする。

そんな中で投票を無理強いするような事態に陥ればどうなるかは想像に難くない。当然、「なんか聞いたことある」「みんなが良いと言っている」「なんとなくまともそう」などの適当な理由で投票を行うだろう。酷い場合には、何も考えずにランダムで投票する者も現れそうだ。それはポピュリズムの台頭、引いては衆愚政治に拍車をかけることになる。それよりかは、政治に興味のある者がしっかりと自分の頭で吟味した上で投票する方が余程マシだ。

よって投票義務制については反対であり、日本に導入されないことを祈る。ただし、もっと若者に政治的興味を持ってもらおうと活動し、その上で投票率を上昇させることにはある程度賛成だ。(それでも政治的判断のままならない人があまりにも多すぎて、衆愚政治を招くという懸念もあり全面的には賛成できないが、それについて語るには長尺を取ってしまうため割愛する。)

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