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オーロラの見方(北欧編)

みんなさん死ぬまでに見たいものとか行きたいところありますよね??

そこで間違いなく、というかほぼ全員言うのが

!!!!!!!!!!!!!!!オーロラ!!!!!!!!!!!!!!!

でも、航空券は高いし、寒そうだし、コロナだし、どうやって見るのかわからん、って感じで「ま、いつか行こう」なんて言って、際限のない「いつか」になってしまっているのでは?

こんなご時世だけど、生きているうちに、行けるときに「生のオーロラ」見たいじゃないですか。オーロラを見るにはまずその心の一歩が必要。

もちろん行けば必ず見れる、なーんて単純なものでありません。でも皆さんが思っているほど、ものすごい準備が必要、ってわけでもありません。

僕のオーロラ観測
日時:2020.2/13〜2/18
場所:アビスコ(スウェーデン)2日間
   ロヴァニエミ(フィンランド )3日間
移動手段:レンタカー
http://www.aurora-service.net/aurora-forecast/

そこで今回は、オーロラを見る方法を僕の経験から書きたいと思います。オーロラ自体の基礎知識は他のサイトにたくさんあるのでそこで確認してください。この記事はあくまで、観測の際の注意点や現地で気付くことを経験ベースで書きます。
したがって、オーロラについて調べた後にこの記事を見るのが、最適だと思います。

オーロラを見るために必要なものランキング


1位 運と忍耐
2位 天気(快晴がベスト)
3位 観測場所
4位 情報収集(リアルタイムで!)
5位 移動手段
6位 寒さ対策 (もはや当たり前すぎて6位)

これを見てどう思いましたか? そうです
1番重要なのは「運」笑。どんなにお金をかけても、いいかカメラを買っても、オーロラが出てきてくれなければどうしようもない。
そして「忍耐」。オーロラが強く現れるのはたった15~30分の間。しかしいつなのかは正確にはわからない。(オーロラレーダーで推測は可能)
僕は無理やりオーロラ観測に必要なものをランキング化しましたが、正直全部大事だし、これらの条件が揃わなければオーロラは見れません。

「運」・「天気」・「観測場所」

この3つは最重要です。この3つが揃わなければオーロラは見れません。
北欧のオーロラは9月末〜3月末の期間に現れ、その中でも一番見やすい時期が2月〜3月だと言われています。
オーロラが出現する時間帯は、夕方5時〜夜中2時の間です。この中で一番見れる確率が高いのは10時以降、夜中でしょう。
基本的にオーロラは毎日出現しているようです。なのになぜ見れないのか?

1. 「天気」の話

オーロラが見れる天気の基準は、「星が見えること」です。
当然ですが、北極圏の星空は筆舌に尽くしがたい美しさ。空一面が星で埋まる。星が見えるということは、快晴の証拠であり、オーロラも見えるということ。
多少の雲があっても見えると思いますが、星が見えるかどうかはとても重要な指標です。(ちなみに完全に曇ってたり、雪が降っていると全く見えない。諦めよう。)
また、北欧の天気はとても変わりやすい。自分がいる場所は曇ってるのに、ちょっと車で移動すると晴れている、なんてことはしょっちゅうある。つまり天気予報が、「曇りのうち晴」は見れるチャンスがあるということです。

*注意「空が美しすぎること」の落とし穴
先ほど、美しい星空の話をしました。
北極圏の空には人口の光が全くありません。これは逆に少しでも人口の光があると、邪魔されるということです。
僕はこの罠に毎日引っかかりました笑。少しでも空が違う色をしていたらオーロラだと思っていたのですが、ほとんど街灯や街の光、車のハイビームでした。ハイビームぐらい気付くだろ、って思いますよね?
北極圏は別世界だと思ってください。一台の車のハイビームだけでも、夜空が明るくなるぐらい、真の暗闇が広がっています。ていうか暗すぎて道路が全く見えないため、スーパーハイビームが車についています。同じ理由で街灯の光もかなり強い。
こうした光が空に反射して、オーロラのように見えてしまいます。

2. 「場所」の話

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僕が実際に行ったのはスェーデンのアビスコとフィンランドのロヴァニエミです。
おすすめはスウェーデンのアビスコです。上の地図の出発地点になっているところ。スウェーデンの北の辺境にあり、ほぼ北極。アビスコにはNASAの観測所もあり、観測所から空の様子が常に更新されています。
(http://lapplandmedia.se/photoadventures/en/aurora-zone-2/aurora-live/)

だけどそんなに甘くない。

たとえオーロラが出現していても、どこからでも見れるわけではない、ということ。オーロラというと空一面に広がっているようなイメージがありますが、そうではありません。
つまり正しくは、「オーロラが自分の上空に現れれば観れる」ということです。
さらに、オーロラが強く出現する時間は15分〜30分程度です。この短い時間の間に、オーロラが出現する場所にいないと観れません。

 そして、先ほど述べた人口の光、すなわち街の光や街灯の光が少ない場所であることも重要です。アビスコへの道中には街灯が一切ありません(そのため夜道は超危険。実際に道中、半身が雪の中に突っ込んでしまった車に遭遇し、一緒に1時間ほど協力して車を押したが、完全にハマってしまい動かせなかった。)
その代わり真の闇夜なのでオーロラは観測しやすいです。

ではどうやってオーロラが現れる場所を突き止めるのか?

ごめんなさいこれはわかりません… 現地の人ならわかるのかもしれませんが、このことに気づいたのが最終日だったので手遅れでした。

3. 「運」と「忍耐」の話

この二つが一番大事だと確信しています。
実は、私自身はちゃんとしたオーロラを見ていません。オーロラの赤ちゃんみたいなのは見ましたが…笑

ではなぜこんな記事を書いているのか。
それは僕自身、最後に「運」が足りなかったから。
僕は留学先の仲間とオーロラ旅行をしていたのですが、その中で友達のKくんはどうしても諦めきれず、ひとり帰る日を一日延ばしました。
すると1日伸ばした結果彼はオーロラを見ることができたのです!!正直悔しいけど、これはまさに「運」と「忍耐」が最後に微笑んだ結果です!笑

まとめ
・一番重要なのは「運」と「忍耐」
・星が見える天気
・オーロラが現れる場所を見つけるべし  
                     

コロナが落ち着いたらぜひオーロラチャレンジしてみてください!!!

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