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文系だけど他大学の大学院に進学したいっ!Part2

前回の記事では、文系大学院の院試における、基礎知識と小論文について書きました。
前回の記事はこちらです👇

今回はその続きの③英語(語学試験) ④面接について説明していきます!

③英語

おそらくどの専攻でも英語の試験は必ずあると思います。(ただし、独文学や仏文学などの特定の言語が研究領域と密接に関わっている場合は、英語以外の言語になる)

英語の試験は超超大事!!
なぜなら、英語が院試の足切りの基準になっている、から。
どんなに小論文や面接がうまくいっても、英語がボロボロだと、1発アウト。なので、大学生になって英語から離れていた人は、勉強し直した方がいいと思います。
必ず過去問でどんな問題が出ているか確認しましょう!

<問題形式>
英語の場合は、大体の大学院が和訳問題を出してきます。英文は海外の論文や公的な文書から出題されることが多く、難易度は高いです。また、自分の専門領域に関連した英文であることが多いです。
和訳というのは、想像以上に難しい。英語が得意だとしても、英語を英語のままスラスラ読むのと、それを相手に意味がわかるように日本語に翻訳する、というのは全く違う作業です。しかも、問題は学術的な内容が多いので、専門用語を知っていなければ訳せない、という場合もあります。

<対策>
私が英語対策に使ったのは、以下の2つです。
a. ポレポレ英文読解プロセス50(大学受験用) 
b. 専門分野の英語のテキストor海外の論文

a. ポレポレ英文読解プロセス50

こちらは大学受験用の参考書です。院試用の参考書などないので、大学受験の参考書はかなり役に立ちます。
例文は難しいのが多いですが、これを一冊やれば大体の構文は意味が取れるようになるし、和訳をするコツも掴めてきます。

ポレポレに関しては、対象は早慶・難関国公立大学レベルなので、英語が苦手な人にはお勧めしません。基礎からやり直したい人は、ピアソン桐原という出版社が出している『基礎英文解釈の技術100』がいいと思います。これは受験生の時に使ってた人もいるのではないでしょうか?

<勉強の仕方>

1. まず例文を自力で訳してみる
2. 採点
3. 自分ができていないところ、わからなかった部分を確認(知らない構文、熟語、単語のチェック)
4. 知らない単語などを付箋に書いて本に貼っておく。
5. うまく訳せなかった例文は何度も復習(自分はちゃんと訳せるようになるまでやりました。最大で10週ぐらい)

b. 専門分野の英語のテキストor海外の論文
ポレポレがある程度できるようになったら、自分が専門とする分野の英語の論文や学術書を読みましょう!
National Geographicなどの学術雑誌もお勧めです。
私自身は、教育学の基礎的なテキストを英語で読んだり、OECDの報告書などを読んでいました。

[補足]
英語の試験は、場合によっては、辞書持ち込み可のところもある
またTOEICやTOEFLのような外部試験のスコアを基準にしているところもある

④面接


面接は必ずあります。面接では出願の際に提出した、研究計画書の内容を深ぼられます。
・なぜ研究したいのか
・どうやって研究するのか(研究方法)
・自分の研究は先行研究と比較してどんな点が新しい・オリジナリティがあるのか

といった点はほぼ確実に聞かれるので、しっかりと話せるようにしたほうがいいです!
面接では、人間性及び、その人が2年間で研究でそうかどうか、といった点を見られています。そのため、しっかり自分の言葉で説明することが大切。
また必ず、自分の筆記試験(小論文や専門知識)の出来栄えも聞かれます。これは大学の先生いわく、その人が客観的に自分の実力を把握できているかどうか、人間性、人柄といった点をみる質問らしい。

<対策>
正直私は面接のための対策はしませんでした。自分の中に確固たる意志があれば大丈夫だと思っていたからです笑
強いて言えば、研究室訪問で研究内容の相談をしたり、自分の大学の先生に院進のことを相談したときに、動機や研究計画について深ぼられていたので、それがある意味対策になったと言えます。
あとは院生の先輩に相談する、などもいい対策になると思います。

まとめ


以上Part1に続き、文系の院試について書いてきました!
文系で大学院に行く人は本当に少なくて、迷う方も多いと思いますが、この記事が参考になれば幸いです!

Viel Glück!!!

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