作業から創作へ。オンライン料理教室で人生が変わった人の話
「たいがさんの講座を受けてから、どっちが料理を作るかで台所の取り合いになってます」
そんな感想を伝えてくれた方がいます。
コロナ禍で外出出来ずにエンタメが少なかった時期に始めた「ありごち」というイベント。ありものでごちそうを作る「ありごち」は、オンライン料理教室のようで、実際は料理を通じて考える力、創作する力を養うイベントになっています。
参加者には、調味料や冷蔵庫にある食材の画像を事前に僕に送ってもらいます。
オンラインで繋いでから、作りたいものをヒアリング。調理中は味見をしてもらい、どういった方向性に仕上げたいかを考えてもらいます。僕はそのヒントになる方法を提案していく流れです。
手を動かすのは参加者のキッチン、使うものは家にある調味料や食材。ですが、自分が作ったことのない料理が目の前に出来上がっています。
タイトルに上がっている方は、以前はほとんど自炊経験無し。自粛期間中に近所の魚屋さんが気になっていたタイミングで「ありごち」に参加していただきました。
その時の感想を「日経COMEMO」に寄稿されています。
あずさんは僕が思っていた以上に影響を受けたらしく、人に会うとよく「ありごち」の話をしているようです(時々共通の知人から「あずさんからありごちの話聞きましたよ」という話を耳にします)。
記事の中には嬉しい感想がたくさん書かれているのですが、
決まったレシピ通りに食材を買い揃え「正しく」つくるのではなく「自由に」アレンジする方法を知ったことで、調理は労働から、大事な創作の時間に変わったのです。
この一文は、「ありごち」の目標そのものです。
皆さんは食に対して、どれくらい興味を持っていますか?
食と向き合い、教養を身につける、food skole(フードスコーレ)。
講座がいくつもあるのですが、そのうちの一講座で僕は講師を務めています。
食の編集者養成講座。「ありごち」を含め、「自身の食を豊かにする」体験が詰まっています。
間もなく第二期の募集開始。興味のある方はぜひ覗いてみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?