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弟に出稼ぎしてきて、と言おうとしてから2ヶ月。

僕は弟と、社員二人でフーディストリンクというケータリングの会社をやっています。

ケータリングが全てキャンセルになり、作り置きセットを始めるまでの2週間。精神的にはかなり危ういバランスで(実際は崩れていたのですが)、考える時間だけはあるという状態。3月末には戻るでしょ、という楽観的な考えと長引いたら、という考えを行ったり来たり。僕は暇だとマイナス思考に陥りやすいので、少額でも何か仕事をしていないとダメだと思い、ちょこまかと動いていました。

ですが出張料理や施術付きの食事提供と、どれも自分ひとりが動く内容で損益分岐点には程遠く、弟には頼めるものがありません。

「出稼ぎしてきて」

Uber Eatsなどのデリバリーは忙しそうで、即働ける何かを探そうかと思っていたのが3月頭。弟に言おうと喉まで出かかっていたこの言葉ですが、喉で引っかかってくれていました。

「サバイバル能力高い」「鉄心石腸」「たくましい」

などと言われることがありますが、要はしぶといんです。何より自分がやりたくないことをしたくないから独立したのに、という思いが強かった。元々友人に料理を振る舞って、喜んでもらえるのが嬉しくて料理にハマった身としては、身近な人に喜んでもらえるものでないとやる気が出ない。作り置きセットはそんな思いから生まれました。そして、おかげさまで4月もなんとか会社を畳まずに済みました。

5月からは「楽しい体験」を始めます。

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元々僕が得意だったのは地方の郷土料理のアレンジ。各都道府県の名産品や郷土料理をリゾットにアレンジするイベントや、オリジナルの丼を作るネット番組を担当させてもらった経験があります。そこで、週ごとに都道府県のテーマを決め、その地域の郷土料理を一品、作り置きセットに加えるのが一つ。もう一つはその郷土料理を実際に家庭で作れるセットを詰めて、オンラインで僕がガイドをしながら一緒に作ってみようという企画です。

フーディスト(食に関心のある方)とリンク(繋がる)する企画、ぜひ一緒に楽しみませんか?どちらもGW明けから始める予定なので、興味のある方はフォローお願いします。

それまではこちらの作り置きセットをご注文お待ちしております。

▼おすすめレシピ(4月29日作り置きセットご注文の方にお送りしたものです)
*和食の煮物に〇〇*
醤油ベースの煮物にはどんなお肉を入れますか?牛豚鶏、奮発して鴨肉なんかもいいですよね。僕がおすすめするのはベーコンやソーセージ。今回のメニューではイタリアンソーセージを使っています。焼いてから煮込むとコクと旨味が煮汁にも広がり、普段の煮物とまた一味違った味に。ベーコンやソーセージの煮物というと、洋食、ポトフ、コンソメ、というイメージですが、実はコンソメには「粉末醤油」が入っているので、和食とソーセージは相性のいい組み合わせです。

ぜひ試してみてください。

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