「小樽―長万部、鉄路維持で赤字30年間864億円 道が収支予測、バス転換の現実性示す」 北海道新聞 2021/11/2
【記事の要約】
2030年度末の北海道新幹線の札幌延伸に伴い、JR北海道から経営分離される並行在来線の函館線小樽―長万部間について、道は、鉄路を維持する案とバス転換する案の最終的な収支予測を示した。全線鉄路維持の場合、車両数の3割削減などの見直しを行ったとしても、分離後30年間の累計赤字額は864億6千万円。全線バス転換の案を800億円近く上回った。
【私の考え】
2020年のJR北海道は、全ての路線で経営赤字であり、赤字額が大きく膨らんでいる路線も存在する。電車は公共交通機関であるため、JR北海道は、企業として利益を考える「経済性」だけでなく、社会全体の利益を考える「公共性」も考えなければならない。電車には「移動手段」としてだけでなく、その町の「誇り」としての機能もあるため、バスでの代替では不満に思う地域住民が多いのだと考えた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?