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大学教員公募戦士:書類ってどう扱われるの?

もちろん厳重に管理され、選考委員(学部や学科から選出されて数名)と、担当の事務員以外は、基本的に中身を触ることはありません。
基本的には、です。

事務方は本当に優秀です。足りない書類があれば、選考委員長の許可を得て追加で書類を送るよう連絡することもあるようです。ただし、「**書類作成は、**に追加提出」と履歴書などに、メモ書きされることが多いようです。

落とすためではなく、採るための活動

教員公募戦線は、基本的には落とすためのものではありません。むしろ、うまくマッチする人材を採りたい! と奮闘する活動です。しかし取らない理由を同時に見つけているのも事実です。

採用委員会の一存で採用は決まりません。教授会→理事会など、案外手数が必要です。この時に「この人ならば採用の理由が説明できる」でなければいけないわけです。

公募戦線での敗退につぐ敗退

これが続くと様々に疑いたくなると思います。確かに疑いたくなることもおきます。デキ公募とか!

しかし、あるのです。純公募レースが。これもまた真です。

  • 業績不足

  • 学位なし

  • 教歴なし

ここらあたりはなんとかしてください! 非常勤でも投稿できる紀要とかありませんか? 業績には質ももちろん必要ですが、数も必要です。

業績

採用委員会より先は、論文の現物は読まず、タイトルと総数くらいしか読まないものです。なにせ専門じゃないんですから、わかりっこありませんよ。
これで業績不足はなんとかなります。トップジャーナルへの掲載経験があれば、そりゃ嬉しいものです。でも嬉しいのは著者であって、採用する側の感想ではないかもしれませんよ。

学位

学位がないのは2020年代ではちょっとどうかしているかなぁと思われるかもしれません。足の裏の米粒と揶揄されますが、マジでそうです。学位がないかたは、とにかくまずは入学されてください。在学中でもまったく問題ありません。見込みがあることがとても重要です。

教歴

教歴なしは授業を本当に受け持たなくても、普段から特別講師などなどをばんばん引き受けてください。それを断ると、書ける教歴も書けなくなります。この場合、厳密には教歴にカウントはしないのですが、ないよりはるか
にマシです。

(ここからは投げ銭用の短文です)

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