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大学教員公募戦士:応募がないポスト

先日いくつかの大学の先生方、企業の皆様、行政の方々であるイベントごとをやることになりまして、退役軍人会も参加してまいりました。一応「社会貢献」のカテゴリに入る仕事となります。

他大学の他分野の先生方と話をする機会は正直なところめったにありません。しかも近隣の大学です。こんなにも交流がないのもさみしいものです。ライバルといえばライバルなのでしょうが、分野が異なれば何をやっているのか、(研究レベルでは)もからっきしわからないものです。

気になるのは他大学の公募状況

他大学から来られていた先生の所属学部(と院)から公募が昨年度より出ていることは知っていました。同じ地域ですので、変にリソースの奪い合いなどが起きると面倒だということもあり、近隣の大学の情報は常々入手するようにしています。

その先生に「公募にはどれくらい応募がありましたか?」とお尋ねしますと、「……まだ1人も応募がないんですよ、、、困っています」という驚きの答えが返ってきました。こんなことってあるのか!

応募する側も選んでいる?

正直なところ、退役軍人会やその先生が所属する大学がある地域は、いわゆる「都会」でも「ひいき目に見ても栄えているところ」でもありません。しかし、医療に困ったり買い物に困ったり、さらには交通に困ったりすることは全くありません。三大都市圏で開催される学会にも、面倒なく通えます。

しかし、応募がないと……

たしかにその先生がいらっしゃいます大学は定員充足率を割り込みそうになっていますし、割り込む年もあります。しかし組織改編や補助金の上手な獲得方法で、まさに地域に根差したよい大学だと思っています。

もし、三大都市圏ではないことや、ちょっと充足率が割れているから遠慮している、という理由で応募されていないポストがありましたら、応募の検討もしてもいいかもしれません。

もちろん選ぶ必要がない先生もいらっしゃるでしょう。しかし、多くの公募戦士は応募先の選択ができないという事実もどこかのタイミングで飲まなければならないと思うのです。

(ここからは投げ銭用の短文です)

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