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大学教員公募戦士:2024年度夏 or 2025年度春採用

2024年度夏 or 2025年度春採用など、2023年度以外の公募情報もJREC-INに目立つようになってきました。

計画人事

翌年度やそれより先の着任時期の公募は、計画的になされる人事になります。計画が立てられる理由は、例えば単純に欠員補充の場合もありますし、大学の戦略による採用の場合もあります。


欠員補充

明確な担当講義の科目名が出ていることが多いように思います。ですので科目名で公募を出している大学を検索し、現在の担当教員を特定します。Researchmapなどでその教員の誕生年を調べ、おそらく定年かなぁと思ったら単純な欠員補充であると想像ができます。

この手の公募では変化よりも現状維持を求めているような気がするとは思いますが、こちらからオプションとなる何かを公募書類に突っ込むことができると出来レースでない場合有利に働くことがあります。

大学の戦略による採用

2000年の初め頃、バイオ系の研究室が雨後の筍のように生まれました。すると教員(研究者)も大学・研究所は欲しいわけで、ちょっとしたバブルのような状況が生まれました。現状は、残念ながら……

このように、国が旗を振っている分野であったり、大学そのものが持っている強みを生かした分野に戦略的に資本投下することがあります。現在分かりやすいのは、AIやデータサイエンスあたりでしょうか。

3月~5月くらいまでの戦略的な採用人事は、コネと業績がものをいうような印象があります。ラボだけならなんとかなっても、研究科や学科を立ち上げるとなると、文科省の審査が必要になりそれを通過しなければ設置認可されません。となると、「文科が見てもおかしくない人物」の採用に走るわけです。「おかしくない」を指すものは、業績以外ほぼありません。

(ここからは投げ銭用の短文です。)

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