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【読書で絵を上達させる】課題解決編

こんにちは、テイドーと申します。私についてはこちらにて。

上記の自己紹介でnoteの目的は「読書で学んだ知識を絵に活かせることを伝える」といいましたが最近は脱線気味・・・。

今回はしっかり本の紹介も交えていきます!

1.反省と改善の策

実を言うと約1ヶ月半ほとんど絵を描いてませんでした…。
私事が重なりすぎて体力・精神面ともに底まで落ちてしまう失態…。
今は落ち着いて時間ができたので、リハビリも兼ねて1枚描き上げました。

2021年7月①

以前キャラデザの練習で創ったカエルがモチーフの女の子。何を描きたいか悩まずに進めることができました。

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久々に1枚描いてみたところで次は何をするか。
「反省」して「改善」ですよね。それがなければいつまで経っても上達しません。それが今までできてなかった自分に反省です…。

さて何にしても反省・改善と一概にいいますが、具体的にどうアクションを起こせばよいのでしょうか?適切な方法でフィードバックをしないと能力は向上せず、平行線のままになってしまいます。

そこでこの課題にあてはまった本がありました。
日常の様々な問題を「数学的思考」で解決できる術を教えてくれる1冊です。


数学的思考と言われるとなんだか難しそう、文系だからそういうのは厳しい、という人が多いと思います。現に私もそうです。学生時代は赤点スレスレでした(^p^)

ですが実際に数学をするわけではありません。思考法を学ぶのです。
深く下げると「数学をするときに頭の中でする行為」を学ぶ内容になります。

本書で数学的思考とはこのような式で解説しています。

数学的思考=定義 × 分析 × 体系化
     =定義 × (分解 + 比較) ×(構造化 + モデル化)

①定義 =「そうであるもの」と「そうでないもの」をはっきり分類する。
②分解 =細かく分けること。
③比較 =異なるものを比べること。
④構造化=具体的なものを抽象化する。
⑤モデル化=異なるものを関連づけること。

パッと見でも頭が痛くなる…。
しかし本書ではそれぞれについてわかりやすく説明してますので実際に読んでみるのをオススメします。

今回の記事では①と②についてピックアップしていきます。

2.【定義】上手い絵とは何か?

ところで皆さんは上手い絵ってどういうものか説明できますでしょうか?

「絵が上手くなりたい!」と意気込んでも「じゃあ何をもって上手いと言えるの?」というお話になります。それが数学的思考法の一番大事な「定義」の部分です。

上手い絵ってツイッターなどのSNSではいいねやリツイートがたくさんつきますよね。逆を言うとあまり上手ではない絵は伸びない傾向があります(私の絵は略)。

これは絵を見てる人の多くが
「上手いと感じる絵」「同じ認識」「定義」している
ことが理由の一つだと考えます。

「上手い絵」というのを具体的に理解していないと永遠に上手い絵は描けないのです。自分で言いながら耳が痛い・・・・。

では上手い絵とは具体的にはなにか。
プロのイラストレーター、よー清水さんが出版した本にはこう記載されていました。


①立体が表現できている絵
②伝えたいことが伝わる絵
③光を感じる絵

よー清水さん曰くこれはあくまで個人の独断と偏見でということで、これらが欠けているから下手である、というわけではないようです。

しかし多くの実績を持たれてるプロの見解、全く蔑ろには出来ません。

驚いたのがよー清水さんも自分の本の冒頭で「定義」を説明しているんですよね。プロイラストレーター恐るべし・・・。

3.【分解】課題を細かく分ける

上手い絵を定義できたので次は課題解決の方法へ。

続いての数学的思考は「分解」
そのまんまの通り課題を細かく分けていくということです。

ではなぜ課題解決にはわざわざ分解が必要なのでしょうか。
できれば手間をかけずに物事を進めたいですよね。

例としてこのように説明していました。

問題
「18」と「255255」の共通点を挙げてください
答え
どちらも「3」で割り切れる数
答えの出し方
素因数分解をする。共通するのは「3」である
18=「2」 ×「3」 × 「3」
255255=「3」 × 「5」 × 「7」 × 「11」×「13」 ×「17」 
「18」と「255255」という表面的な情報では問題が解決しにくい。しかし細かく分解することで簡単に解決できた。

この「分解して問題を解決する」という行為は数学のみならず、日常生活すべてに共通するようです。つまり絵でも同じことが言えますね。

ではここで先ほどの上手い絵の定義と合わせて私の課題を分解していきます。冒頭の絵を再び載せます。

2021年7月①


洗い出してみた課題を何点か明記します。

・立体感が欲しい
  →奥行の表現を増やす
  →光と影を詳細に描く
・どんなキャラか相手に伝わる方法を考える
   →ポージング  
   →配色
・情報量が欲しい
  →線の多さ、太さ
  →立体表現
  →色塗り


もっと細かく分解できますがあれこれ考えるとキリがありません。
ある程度出てきたところで1つ抜き出して重点的に勉強することにしました。

今回は一番上の「光と影を詳細に描く」に焦点を当ててみました。
以前から光と影の描き方は苦手意識があるのですが、そこが一番改善しなければいけないかなと感じました。

逃げずに挑戦します!

数学的思考法の中身はまだありますが、まずはここまで。
また別の機会に紹介させていただきます。

4.感想

やっぱり読書ってすごいですよね。

絵を上達しようと思えば絵に関する本を買うのが普通ですが、意外とそれ以外の本にも上達法は転がっているのです。穴場ですね。

今回流れで紹介したプロイラストレーターのよー清水さん、憶測ですが彼も相当色んな本を読み込んでると思います。ツイッターでもちらっと経済本か何かを読んでる旨をつぶやいてました。

つぶやきを見るだけで物事の本質をついててとても勉強になります。

そんなこんなで少しずつですが前進している最中です。
みなさんも役に立ちそうな本を見つけたらぜひ教えてください。

一緒に頑張っていきましょう!


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