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臨床心理学について②

今回は少し難しい説明になったかもです😓
学校の復習ついでにまとめていますので、少し解釈が違ったりするかもしれませんご了承下さい。


人間性心理学と来談者中心療法

人間の正常で健康な側面を重視する心理学。
マズローさんが提唱。
クライエント(相談者)を自己実現を目指して成長する存在として捉えます。

人間性心理学理論と自己実現

人間は、自己実現を目指して成長する存在だと捉えるのが人間性心理学。

人が生まれながらにして持っている可能性を最大限発揮して、自己成長しようとする傾向があるとマズローさんは考えました。(自己実現傾向)

この自己実現傾向が阻害されると、精神が不調になるので、自己実現傾向を取り戻すことを目標として心理療法を行います。

マズローの欲求階級

ある日マズローさんは考えました。人は成長したいという動機があると。
そこで、マズローさんは自己実現に向かう欲求を段階分けしました。

自己実現に向かう段階(個人差あり)

成長欲求

自己実現欲求がこれに当たる。
欲求が充足されても行動が終わらず、さらなる成長を目指して進み続ける

欠乏欲求

自己実現欲求以外の4つはこれに当たる。
下位の欲求が満たされると満足感が生じて上位の欲求が生じる。
満たされる度合いが少ないほど強くなり、満たされることで減少する。

つまり、下位のものが満たされていないと、コミュニケーションや社会活動もままならないということですね。

これは学校や会社の中でも使える理論だと思います。

来談者の中心療法の特徴

問題と解決法をよく知っているのは本人。
治療者は何も教える必要はない。

人は誰でも受け入れられている、
安定できる雰囲気の中であれば
自己を成長させることができる。

治療者はクライエント(患者さん本人)の体験を受容することが大事です。

治療者は簡単に見えて、自分の意見を押し殺すことを強いられるので、自分の心が安定していないとできない難しいことなのかもしれません。

自己概念と経験

自己概念と経験がある程度一致していると、自分の考えの正しさを認めることができるので、適応的状態になります。

一方自己概念と経験がある程度一致していないと
現実と自己概念にギャップが生まれ、自己概念にこだわってしまうと不適応な状態に陥ります。

そうすると、

本当は経験してないのにそうであると思い込んだり、「そうあるべきだ」と決めつけたり(歪曲)

本当に体験していることになのに無かったことにして、ありのままには受け入れられない経験が生まれます。(否認)


この不一致な状態つまり「自己実現傾向」が妨げられた状態は人間性心理学的にはよくない状況なので、

ありのままに受容できるように心理療法を行う必要があります。

ラポールの形成

ラポールとは信頼関係のこと。

そもそも相談者は人の言葉で自己実現傾向を妨げる状況になっているので、人に対する信頼度はとても低い状況にあると考えて良いので、信頼関係を作り上げることは非常に困難かつ時間がかかります。

治療者は傾聴して相談者の言葉を繰り返したりわかりやすく言い換えたりする必要があります。

友達ともラポールを築いていくことが親友への第一歩ということですね♪

セラピストの3条件

自己一致
 相談者に対する発言や態度を一致させる。

無条件の肯定的な配慮
 相談者をありのまま受け入れる。思いやりを示す。

共感的理解
 相談者の考えたこと感じたことを自分自身でもあるかのように感じ、的確に表現して伝える。

確かにこれらの条件があると心理的に弱っていたとしても、相談できるかもしれません。


思ったより長くなったので、今回は今回はここまでにして、次回で終わりにしたいと思います♪

写真をお借りしました

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