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【サハラ砂漠】イラクミッション終了と砂漠〜終わりははじまりの合図〜

みなさんこんにちは
人道支援家のtaichirosatoです。

以前書いたイラク日記を終わらせていなかったので、終章です。
投稿記事の内容は、遡ること二年前。2020年11月。
国境なき医師団として、イラクで4ヶ月間コロナ対応をした最後の記事になります。

そして新たなストーリーの始まり。サハラ砂漠へ。

始まりがあれば終わりが来る。
終わるということはまた新しいことが始まる。
この繰り返しなのかもしれませんね。

イラクマガジンをもう一度読みたいという方はコチラから。
イラクでのコロナ集中治療の奮闘記が乗っています。

以下の短文は、ミッション終了時に綴った日記から。

(02.11.2020  イラクのコロナ日記より)

4人の看護師と1人のドクター、
エキスパット達(自分たちのような外国人支援者のこと)で始まったイラクのCOVIDのプロジェクト。

気がつけば、看護師は10倍になり、全体で100人を超える大きなチームへと成長し、新設コロナ病院も私たちのチーム主導で稼働を始めました。

3ヶ月という短期間、色々あって、実質1ヶ月でここまでの急成長をとげ、やって来れたのも、協力してくれた全ての人達の努力があってこその事で、みんなのおかげです。

死亡数は明らかに減少しており、感覚的なものだけでなく、少し具体的に結果も見えつつある今日この頃。
(2020年11月当時)


短期間でこれほど多くの死に直面し、
立ち向かったのは初めての経験で、
今でも目の前の命を救えないもどかしさはあれど、
それでもこの仕事を続けれるのは、メディカルチームのメンバーやそれを支えてくれるログやアドミン、何より現地のメンバーたちの頑張りのおかげです。

嬉しいこともしんどいことも沢山あったけど、
心からの感謝と、ありがとうを彼らに。

これは終わりではなく、あくまでイラクでは始まりかもしれないけど。

引き続き色んな問題に直面するだろうけど、
彼らが一つ一つ乗り越えて、
1人でも多くの命が失われないことを、
信じ、期待し、後続のチームへと引き継ぎを終えます。


----------終わりと始まり---------

日記はここでおわっていますが、少しこの前後に起こったことを紹介。
自分のイラクのミッションが終わりに近づいていた10月中旬、1本のメールが届く。

「今どこにいますか?11月は何をしていますか?」

不思議なメール開け内容を確認すると、
仕事の話。

どうやら、日本の一大企業が、
英語で、コロナで、過酷な環境に適応できる、
そんな看護師を探しているが見つからないのだ、ということで話が回り回って自分に来たよう。

そこから電話で面接?打ち合わせなど、トントン拍子で話が進んでいく。

すぐにでも来て欲しいと。

10月も忙しかったから細かな内容までは正直覚えていないが、正直なところ、、、

どこで何をするのか、よくかわからない。

医療センターを立ち上げるようなことを言っていた。

一通り話を聞き終えたあとに質問してみる。



それで、場所はどこですか?



サハラ砂漠です。

はぃ、行きます。

間髪入れずに、そう答えていた。

僕の心がワクワクしている。

サハラ砂漠で医療?

なんだそれ。
やたら、楽しそうじゃないか。

イラクミッションが終わり、イラクの未来に光を見た。

はたして、自分の未来にも
サハラ砂漠での医療にも光はあるのだろうか?
どんな人たちが僕を待っているのだろうか。

イラクから帰国後、おわったなー。帰ってきてみると案外あっけなかったな、なんて思いにふけるのもつかの間。

2週間の日本帰国後の隔離を終了し、慣れた手つきで荷物を整える。


さて、行くか。
飛行機に乗りサハラ砂漠へと降り立つ。

飛行機から見える世界、

すな

スナ

砂⏳

サハラ砂漠編は、また次回からのマガジンでのお話。
乞うご期待。

※投稿内容は全て個人の見解です。
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また次回お会いしましょう。
Best,
Tai

いつも記事を読んでいただきありがとうございます!!記事にできる内容に限りはありますが、見えない世界を少しでも身近に感じてもらえるように、自分を通して見える世界をこれからも発信していきます☺これからも応援よろしくお願いします🙌