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ぷろおごマガジン

3分で読める文章を、ほぼ毎日のように書きます。おれにケーキとコーヒーでも奢って話を聞いたと思って。まぁ、1日30円以下だけど...。
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2023年8月の記事一覧

8/30 「希望の国のエクソダス」

じぶんでも知らないうちに、村上龍『希望の国のエクソダス』の本物みたいなことを起こしていた。言うなれば、わたしは象徴として物語の発端となった『ナマムギ』の立ち位置になった。 急遽、開催となったジョージアでのオフ会、またの名をハンター試験が無事に完了した。関係者のひとたち心からあざす。すごいスムーズに始まって、これといったトラブルもなく終われた。すばらしいことです。 さて、今回わたしがなぜジョージアに行ったのかというと。 ジョージアは世界で唯一の「ノービザで365日滞在可」

8月のマガジン総括に失敗

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8/28 「悟った雰囲気してるだけの若くて凄いやつは3年するとだいたい消える話」

わたし自身の話でもあるわけだが。 歳の割に悟った雰囲気のある若くて凄い(と言われている)やつというのほ、3年するとだいたい綺麗に消えてしまう。若くて凄いやつというのは結構いるんだけど、早くから頭角を表すと「若いのに」という枕詞にあてられて、たいてい悟ったキャラクターにさせられてしまう。すると、なんとなく運が悪くなっていって、ある時を境に途端に姿がみえなくなる。

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8/27 「なぜ、あなたはモチベーションの不在に悩むのか?」

「バイタリティのないやつはダメだ」とは言わないけれど、バイタリティがあれば全てどうにかなるか、あるいは、どうにかならなくても良くなる。どうでもよくなるのだ。他の、細々とした結果そのものが。 バイタリティがないから、他のなにかを得たくなる。どうでもよく、なくなる。どうにかしたくなる。どうだっていいじゃん。バイタリティとは、どうだっていいと思える領域の広さだ。

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人を思い通りに支配して動かす方法について◆うつくしさ【ぷろおご伊予柑の大預言】

鼎談:「ぷろおご伊予柑の大預言」をアーカイブしています 大預言を読む ゲストにトリさんをお招きしております。 こちらは動画;ぷろおご伊予柑の大預言を加筆編集したものです。 うつくしさ 鏡よ、鏡、鏡さん。世界でいちばん美しいものはなんですか? わたしは鏡にたずねました。 鏡は言います。 「それはむずかしい質問だね。きみがおもう、うつくしさっていうのはなんだろう?」 鏡よ、鏡、鏡さん。あなたがそういうならば、わたしを魅せて煩悶の森へ誘う、うつくしさについて聞かせてや

8/25 「自分について理解することの、治癒力について。」

ほんのすこし西のほうで仕事ができ、わたしは成田空港の国際ターミナルにて、この文章をかくことになった。 わたしの荷物と、自己理解の治癒力について。 とおくに行けば行くほど荷物がちいさくなっていく。わたしは19歳から約3年を遊牧民のように暮らした。月に2度は飛行機にのり、国境を跨いで暮らした。 とおくに行くたびに、ひとつひとつ荷物が少なくなっていく。いや、ただ少なくなったのではない。それはわたしが、わたしについてより多くを知った結果なのだ。

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8/23 「ひとはすぐに『しなくてもいい改善』をしたがる。」

ひとは不安を抱えたとき、「なにかを変えたい」と漠然とおもう。なにかがおかしいのだから、自然な発想ではある。どこがおかしいのかを特定し、そこに変化を加えなければならない。そう考えて、ソワソワしはじめる。そして、ときには「どうにもならない問題」にすら手を加えはじめ、よけいに破綻させる。

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8/22 「なんだか人生が手詰まりしてきたな、というひとがすべきこと。」

薄らとした停滞をかんじる。雲行きに陰りがある。不穏な香りがただよう。いやな直感がはたらく。すべての人生にはかならず、先行きのみえない瞬間が細切れに挿入されているものだ。「なんだか、手詰まりしてきたなぁ…」というときに、すべきことを整理してかんがえてみる。わたしの人生にとっても、もちろんそれは数多く存在してきた刻の一種だ。

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8/19 「長期的な生産活動のステラテジー。あるいは、継続のコツについて。」

ひとつのことを10年に近く継続して行っていると、それを見た人々からは「狂気だ」「飽きないのか?」「どうしたら、そんなに続けられるのだ?」と尋ねられるようになる。 じっさい、わたしもその応答者のひとりで、むしろ「どうして、そんなに続けられないのか?」と問いたくなる。わたしの陳列棚の隣に並んでいた連中は皆、いつのまにか消えていった。なぜ、あなたは継続できないのか?

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人はされたことをせずにいられない。大切なものを壊してしまう前に知っておきたいこと◆毒親【ぷろおご伊予柑の大預言】

鼎談:「ぷろおご伊予柑の大預言」をアーカイブしています 大預言を読む ゲストにトリさんをお招きしております。 こちらは動画;ぷろおご伊予柑の大預言を加筆編集したものです。 毒親 「好きでうまれてきたわけじゃない」 喉まででかかった言葉をのみ込んだ少年・少女の頭を老人が撫でている。 月日を経れば、少年少女もまた親になる。 子どものころに連れ立って家出をしたあいつも、親になった。 毒親の子ども、だ〜れだ 毒親問題を解決したければ、人権を放棄しよう 伊予柑:はい、

8/16 「ひとつの不幸で推し量る」

幸福について考え始めると、ひとは頭を抱えて身を投げ出す。やがて幸福について考えることを諦めて、不幸をさがす旅に出る。 見つけた不幸で、なにを推し量るか。その人生が「幸福かどうか」を知る、すばらしい方法がある。

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8/15 「知は女みたいなものなのかもしれない」「知を探究する人生の脆弱性」

知を探究する、とかっていうと大袈裟にきこえちゃうかもしれないけどね。いいたいことは分かってもらえるとおもう。つまり、何に重きをおくかってはなし。知を探究することに重きをおく人生って、意外ともろいんじゃないか、ってことなんだ。

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8/14 「孤独な世界へようこそ」

ひとに説明できない、そんなことが増えていくたびに、私たちは孤独に好かれる。孤独がこちらを覗きこんで、目を離さなくなるのだ。 わたしは何を考えていて、何をしているのか。説明できない。それは、わたしが説明を怠っているからではなく、他者の想定を超えてしまっているからだ。説明しても、決して分からないことが人の心の奥底には眠っている。それはすべての人に。奥底にある隠された絶対的存在に。気付くと孤独はやってくる。孤独でないひとは、いない。

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8/13 「なぜ、『たのしめる趣味』を手広く持つべきなのか?」

きもちが重たくなれば楽しみを迎えなくなる。どんよりとした精神世界を楽しみは好まない。もっと明朗で、溌剌とした空気のあるところへ、楽しみは向かって消える。楽しみを迎え入れるには、デートの前の夜のように落ち着き、かつ入念な準備が必要だ。