セカンドハーフ通信 第5話 簡素な生活

第5話 簡素な生活

これからの仕事は「やりがい=社会貢献」の上に成り立つものにしたいと思っている。一方で、自分のスタイルを貫くためにはお金のこともおろそかにはできないこともわかっている。

ふと気がつけば生活費を稼ぐために生きているという状況もありえる。だから生活費としてのお金を稼ぐことと自分のスタイルを維持することをどうバランスするかが重要だ。

お金がたくさんあってどんどん使うことができれば楽しいのだろうか?私はそうではないと思う。確かに初めのうちは楽しいだろう。しかし、お金があっても不幸な人はたくさんいる。お金があればあるほどに必要なものが増える。お金は必要以上に欲を刺激するからだ。

一方で物質的豊かさが増すほど「幸せになる力」をなくしていく。今あることに満足する力や今の状況で楽しくする工夫力は衰えていく。

これから私が目指したいのは ”簡素な生活” だ。最低限必要なお金は足りていて、その上でお金に縛られない生活、と言い換えられるかもしれない。つまり、生きていくにあたって必要以上に多くのものを欲せず、心の豊かさで満足を得る生活をしたいと思う。これが簡素な生活だ。

シャルル・ヴァグネルの「簡素な生き方」という書物がある。この中で次のような言葉がある。

簡素な生活とは、自信と希望と善良の上に成り立っている。心が整理されて、自分の有りようと必要な資産が過不足なく維持されている生活だ。

そのためには、お金だけでなく自分の価値感と行動様式が確立していることが必要になる。これを達成するために私は努力したいと思っている。

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