セカンドハーフ通信 第9話 ITリテラシーの必要性

ITリテラシーの必要性

世の中のIT化が進んだことで、ある程度ITリテラシーがないと不便なケースが増えてきたように思う。

例えば、銀行のATM利用料はネットバンクをうまく利用すれば無料となる。一方で、昔ながらの銀行ではコンビニでの引き出しは有料の場合が多い。

アメリカの会社に勤めていた頃、年配の上司がタブレットを持ち歩き、スマートに使いこなすのをみて感心した。当時、彼は65歳前後であったが、頭が柔軟でないとこうはできない。タブレットを自在に使いこなす姿は颯爽として、若々しく見えた。自分もこうなりたいと思った。

いまやミニマムなITリテラシーはすべてのジェネレーションに必要だ。子供や若者は生まれたときからゲームやスマホが身近にあり、幼少時より使ってきたのでなんの抵抗もないだろう。問題は1960年以前に生まれたグループだ。このグループに属する我々は今はなきワープロ世代だ。PCやIT端末をいじるようになったのは中年になってからで、私はブラインドタッチができない。自分では一本指打法といっているが。

社会がITを前提に色々なサービスを提供するようになると、ITリテラシーがないことが大きなハンデとなる。ネット予約ができないために大事なチケットを取るにも苦労するし、電子マネーを使えないと割引サービスを受けられないこともある。

最近、家計簿ソフトで自分の資産の総合的な管理を始めたが、非常に便利で、刻々と変わる資産管理に瞬時に対応できる優れものだ。新しい概念やツールによって今までできなかったことや手間のかかっていたことがどんどん可能に、簡単になっていることを実感した。

 ITツールを使いこなせる人とそうでない人では、今後ますます生活の質に大きな差がでてくるだろう。であれば、自分の方が歩み寄って必要なITリテラシーを身につけ活用すべきであろう。どんな新しいサービスが生まれているのか、そのための情報収集も大事になっていくと思う。

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