うつ病について

うつ病とは

うつ病とは、気分の落ち込みがあるために日常生活がままならなくなる精神的な病気です。抑うつ気分があり、物事への興味がなくなり、疲れやすくなるといった諸症状があります。

うつ病の診断基準

うつ病は少なくとも2週間以上にわたって諸症状が続く時に診断され、重症度は関係ありません。

以下の点に注意しておきましょう。

①気分・・・気分の落ち込み、悲しみ、将来に希望がない、衝動的な怒り、心の不安や不満感

②食欲・・・拒食や過食、炭水化物や甘いものなど特定の食べ物を多く摂取するようになる

※5%の基準で体重が増減している場合は注意が必要です
(もとの体重が60kgの人であればそれぞれ57kg、63kg)

③睡眠・・・入眠困難または過眠、昼間の極端な眠気(ナルコレプシー)

また、上記の他にもWHOによる疾病分類「ICD-10」によるうつ病の診断基準があります。

物事への興味や喜びの減退
活動性の減少
集中力と注意力の減退
自己評価と自信の低下
罪責感と無価値感
将来に対する希望のない悲観的な見方
自傷あるいは自殺の観念や行為
睡眠障害
食欲不振

うつ病の予後(経過の見込み)

うつ病患者さんのほとんどは発症しても適切な治療を続けていれば長くても一年ではほぼ寛解に至ります。

また、発症から治療までがスムーズだと比較的短期間で寛解しやすく自然治癒の見込みもありますが、一方でもしうつ病が慢性化してしまった場合、パーソナリティ障害や不安症などの合併症にかかる割合も高く、治療しても完全に症状が消える可能性は低くなるので注意が必要らしいです。

慢性的なうつ病にならないためには、それこそ本人の今いる環境を変えることも大切になってくるということでしょう。

ハートクリニック-こころのはなし-」を参照

うつ病かな?と思ったら

うつ病は知識がないと自分ではなかなか気付くことが難しいかもしれないです。

でもうつ病についてきちんと理解していればそんなに怖い病気でもありません。

早めに気付いて適切な治療を施せば再発も少なくて済むのできちんとうつ病について学ぶことが大切です。

そして自身や周りの友人や家族にうつ病を疑われる人がいれば早めの受診を勧めてみてください。

まとめ

うつ病は誰でもなる可能性があるので、他人事だと思わずに自分を大切にして生きていきたいです。


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