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感情に向き合う

自分が今何を感じているかを受け取っていますか。やらなければいけないことが山積みになっている時、こなすことで気持ちがいっぱいになってしまい、嬉しいのか、楽しいのか、辛いのか、疲れているのかなどの感情を無視している自分がいないでしょうか。やること一つ一つに自分の気持ちが現れてきたら先に進めないと思って、自分の感情を抑えつけてしまうことがあります。確かに、この仕事しんどいなという気持ちで仕事をしていたら結果は出ないですね。コントロールすること、自分で良い感情を選択するというのは重要なことです。しかし、そればかりをやっていると、普段の生活でも辛い、苦しいという感情を受け取らないようになってしまいます。その結果、体調を崩してしまうことも起きてしまいます。自分の感情、気持ちを受け取り、自分の今の状態を知っておくことが必要です。

「最近表情をなくしている」という表現をするとき、決して幸せそうな印象は受けません。表情に感情が表れにくいという人もいます。しかし、話を聞いたり、その人にとってワクワクする未来を考えていくと、徐々に表情に表れてきます。「今日は嬉しそうな顔をしていますね」と言われたとき、自分の気持ちが表に出ていることがわかります。自分で自分を抑えることをしてきたのかもしれませんね。「もうお兄ちゃんなんだから」「大人なんだから」「仕事なんだから」などのように、気持ちを表したいのに、表してはいけないというトレーニングを積み重ねていると、感情を持ってはいけないことなんだと思い込むようになってしまいます。しかし、感情と向き合ったり、自分が今感じていることを理解すると、「自分が大切にしていること」に気付かされます。自分のやる気を奮い立たせると言っても、やる気になろう!と頭で思っているだけでは体が動かない時もあります。それは「腹落ちしていない」からです。腹の底から湧き出るものがなければ、言葉だけのやる気になって長続きしません。気持ちがついてこないということを言いますが、まさにその状態です。

嘆くことは自分の弱みを見せるようで、やってはいけないことと思っていたとします。今日は仕事に行きたくないなと思うこともあるでしょう。こんな気持ちを持つことは社会人としては、ダメなことだと決めてしまうことは簡単なことです。しかし、なぜ行きたくないと思っている自分がいるのかを、探索してみると意外な自分が発見できるかもしれません。どんな感情なのか、何を自分は感じているのか、「どんな自分の大切にしたいこと」に反応しているのかなどに向き合ってみると、自分を知るきっかけになります。感情を受け取らないことを長くやっていると、何も感じないと思うこともあります。これも繰り返しのトレーニングです。今、嬉しいのか、悲しいのかだけでもまず聴いてみることから始めると、自分の声が聴こえてくるようになります。

最近体調を崩しがちとか、何やっても楽しくないという時は、少しだけ自分を知る時間をとることをおすすめします。様々な変化があるなかで、一生懸命に取り組んでいると、自分の感情を後回しにしてしまうことがあります。それだけ現実が厳しいのかもしれません。しかし、感情を抑えすぎると自分の限界を超えてしまうこともあります。そうなる前に、自分のことを自分に聴くことをしてみませんか。

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