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科学は飲んでも科学に飲まれるな②

 自分の問題を考える、自分のために考える。誰にでも当てはまるような法則というものは随分と役に立つ。だが生きることとの間には超えねばならない溝がある。

翻訳語について。明治以前にはなかったことばたち。ネオ漢語。社会、個人、恋愛、美、近代、未だ実感を伴わないことばたち。翻訳家としての鷗外。体内に生きている古を確かめるものとしての萬葉集の音読、ひとまず意味は度外視して。

ドイツの歴史への関心。ドイツ語への関心。関口存男。Goetheが方法に囚われていないように見える所以。天才だったからでは済ませられないもの。科学の分化・専門化の功罪について。

再び、ドイツの歴史。第二次世界大戦。大衆社会。現代にも必ずいる英雄たち。市井の賢者。白バラは散らず。

味噌への興味。味噌汁を飲むことについて。心を落ち着けるものとして。発酵という現象の不思議、微生物が世界を回す。

未開封のゴフスタイン。の横に『逆ソクラテス』。の横にギリシャ悲劇。の横にペイターと荻生徂徠。の上に『第一阿房列車』。

はたして友人たちと鹿児島に阿房列車を運転できるかどうかの瀬戸際。

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