2023年10月11日(水曜日)

今日は朝7時前に家を出て、21時過ぎに家に帰ってきた。
会社に入りたての頃、17年くらい前か、には結構こういう事はよくあったのだけれども、最近はあまりなかったので、なんだか久しぶり。当時はもっと遅くまで残って仕事をしていたなと思う。

やっている仕事は、管理・業務系がメイン。本当は研究開発をするために職に就いたのだけれども、所属している部署の都合上、またその中にいる人員の特性上、自分が特にその中でも秀でていたのは管理業務だったため、そのまま今に至っている。まあこれは、確たる自分を持っていなかった自分にも非はあるのだけれども。そしてこの現実を知りながらも、まだこの会社にいる決断をしたのは自分なので、その意味でも自分に選択権はあるのだとは思っている。

とはいえ、なので、一日中やっていたのは、相談、メール、打ち合わせ参加。頭の中ではモノ作りはしているのだけれども、ソースコードを書いたり、回路を設計したり、仕様書を作ったり、などという所とは遠い業務。人の愚痴を聞いたり、仲裁したり、折衷案を考えてディスカッションしたりと、何というか間を取り持つことが多い。

自分がまさかこんな所に適切さを見出されるとは思っていなかった。黙々と何かしらを作る事が得意なつもりだったのだけれども、部署にとってはそんなことはなく、というかそういう事が得意な人は数多くいて、ある意味世間に比較的近しい?のが私だったからか、そういう業務が自分に来るようになっていった、、、ように思う。とはいえ、そうなっていったのはかれこれ10年以上前なので、たぶんそうだと思う、という感じなのだが。

技術者目線の人にそういうタスクが行くと、だいたいその人が怒り出したりある意味狂いだしたりするのだけれども、自分は確かにそういう反応は示していない。業務だしな、という事で淡々とやっている事が向いていると思われたのかもしれない。これはこれでお金にはなるので、仕事をしている目的の一つは達成できてはいるのだけれども、神谷美恵子の「生きがいについて」を見るに、仕事に生きがいを見出そうとすると今のスタンスではだめで、やりたい事・自分の使命感を感じるような事を選択しないと、達成できないのだろうな。

こういう人生を送っていると、やりたい事って何なのか、分からなくなってくる。そりゃゲームとか楽しくてやりますよ。DIYも、レザークラフトも好きですよ。でも仕事として打ち込めるかっていうと、それはまた別だと思うんだよね。そして、使命感を持てるような仕事って、どうやって見つけるんだろうなぁ・・・。自分しかできないような仕事は使命感を持ちやすいとあるが、確かに今の職場でもそのような環境と皆は言ってくれるものの、とはいえ私がいなくなってもそれなりにまわるのだろうなと思う事はあり。

とかとか、ぐちぐち言ってないで、生きている時間をしっかり生きないと、セネカやアウレリウスのいう、死んでいない人になるだけだ。前を向いて、探す努力をするなり、自分なりに行動していかないと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?